2/26/2007

タイは民主主義国家と言えるか?

 昨年9月の「軍事クーデター」以降、12月の「外為取引規制」、年末の「連続爆弾テロ」、今年1月の「外国人事業法改定案の閣議承認」と、タイ政治は不安定な状態が続いている。「政治については、もう一波乱あるのではないだろうか」と見通すアナリストも多く、暫定政権の先行きは実に不透明だ。

 筆者は英国の大学院で「比較政治学」を学んでいた。当時、各国の政治形態の発展度をいくつかのファクターを分析して数値化したポリティ・インデックスという指標についてリサーチしたことがある。-10(強固な独裁主義国家)から+10(強固な民主主義国家)で表される同指標によると、タイは+9(03年)。昨年、今年は低下していることが予想されるが(04年以降の同指標は公表されていない)、相対的に見れば、タイは民主主義国家ということになる。

 しかし、現在のタイは、残念ながら民主主義国家とは言えない。民主主義国家とは国民の基本的人権が保障され、政府のチェック・アンド・バランスが保たれている国家のことをいうが、同政権下では、基本的人権のひとつである「参政権」が蔑ろにされているからだ。

 暫定政権は、一刻も早く総選挙を実施すべきである。現在、国民や外国人投資家は先行き不透明な同政権の政策運営を懸念。支持率は低下を続け、経済も停滞しかかっている。この暗雲を吹き飛ばすには、選挙日程を早急に明確にするしかない。【written by 黒田】

関連URL:  http://earthtrends.wri.org/text/environmental-governance/variable-509.html

6 件のコメント:

2/26/2007 5:08 午後 に投稿, 匿名 さんは書きました...

現在アジアで最も高い経済成長率を記録している国は、共産主義国の中国とベトナムです。
シンガポールや台湾、韓国などアジアで先進国に近い水準に達した国々も民主的な政権、選挙を行ってきたから経済成長したわけでもありません。
現在またはその当時の独裁政権が経済成長路線をとり、それに必要な諸政策を実施したからです。
民主的な選挙をすれば、国家が安定するわけでも、経済が良くなるわけではありません。

確か、バン週の水谷記者も、「民主的であろうとなかろと政権が安定して、投資環境が整えられていれば、外国資本は投資してくれる」という趣旨のブログを書いておられたように覚えていますが・・

最新のある世論調査では、スラユット支持33%、タクシン支持28%、これで選挙をやれば、離合集散、合従連衡を繰り返す弱体政権が生まれて、ますます混乱するだけです。

 
2/27/2007 9:04 午前 に投稿, 匿名 さんは書きました...

残念ながら、タイには民主主義は根ずきません。

普通選挙は実施されていますが、所詮形式的なものです。

タクシン時代も、貧困有権者の票を金で買うことで政権を維持してきました。

国家財産を収奪することしか目標が無い政治家ばかりですから、救いようがありません。

国民の間に貧富の差が大きすぎて階級社会が歴然とした社会に、民主主義は似合いません。

 
2/27/2007 7:26 午後 に投稿, 匿名 さんは書きました...

選挙をすれば、民主主義国家だというならば、今年フィリピンとインドネシア、東チモールは選挙をするが故に、かえって政治混乱と対立が激しくなっている。

西洋型民主主義というのは、社会の教育機会の拡大と国民の経済水準向上がすすんだケースにしか適用できないモデルです。

衣食足りて礼節を知る。
タイにこの言葉がありますか。

 
2/28/2007 1:25 午前 に投稿, 匿名 さんは書きました...

まあ何をもって民主主義国家というのを普通選挙の有無でそれを断定できるものではない。
現にシンガポールなどは普通選挙を実施しているが「明るい北朝鮮」と欧米から揶揄される国である。
議会における与党比率が95%を超え、言論弾圧、ネット規制が日常からおこなわれている国で李氏一族が首相を世襲する国である。
「李氏シンガポール」と呼ばれる所以である。
しかしシンガポールは言論活動の不自由な国とは指摘を受けても公式には人権弾圧国家とか非民主国家などの非難を受けていない。
タイのタクシンは自分がタイ版リー・クアンユーになろうとして失脚した。
タイで普通選挙ができたとしても、富を収奪しようとする政治家が台頭するだけであろう。
右手で国王万歳のこぶしを振り上げながら左手で国を乗っ取ろうとしたタクシンを熱狂的に支持したのが、タイ国民の実態である。
現時点で普通選挙を実施するのは混乱と対立をもたらすだけで危険である。

 
2/28/2007 8:29 午後 に投稿, 匿名 さんは書きました...

黒田記者は「民主主義国家」に戻るために、「早急に」総選挙を実施すべきだとおっしゃいますが、

では具体的に、今のタイにはどのような政策を掲げる、なんという政党が存在し、総選挙で第1党になれば、首相に就任するはずの党首は誰なのでしょうか。

政策、政党、党首、何一つ明確になっていないタイの政治の現状で中で、選挙の効用を唱えるのはナンセンスです。

 
3/01/2007 8:26 午後 に投稿, 匿名 さんは書きました...

民主主義というスタイルはもともと歴史の浅い西洋のものですから東洋には不似合いです。民衆に根付いていないものを上辺だけ持ってきて、それがどれだけ達成しているか欧米諸国をメジャーにして比較すること自体意味のないことでしょう。自浄機能がないところへ上辺だけ持ってくるから上辺に乗った人が好き勝手し放題なんです。東洋人には東洋人らしい共存の仕方を模索する時期に来ていると思います。

 

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