利用者サービスより利権重視の新空港

昨年9月28日に開港したスワンナプーム空港(写真)だが、いまだ様々な問題が噴出しているのは御存知の通り。滑走路・誘導路では100カ所以上で亀裂が見つかり、一時は空港の全面封鎖も示唆された。
これまで、取材で何度も訪れていたものの、先日、初めて同空港から渡航する機会に恵まれた。度々指摘されていたように、搭乗口に向かうまで延々と歩かされるのを今回、初めて体験した。実際に利用するまで、そのような指摘を実感できなかったが、今回で合点がいった。恐らく動く歩道の数が少なすぎるからだろう。ドンムアンの場合は数多くの「動く歩道」が設置され、利用者はそれが当たり前だという感覚になっていた。
何故こんなに動く歩道の設置数が少ないのかと考えてみたが、結局、通路の真ん中にバーカウンターなどが設けられていて、動く歩道を多くの場所で設置できなかったからだろう。利用者の利便性よりも、飲食店の利権が優先されたためではないか。(もちろん飲食サービスという点では利用者に利便性はあるが、別に通路の真ん中に設置する必要性は感じられない)
また以前、同空港を利用した友人からも指摘があったが、同空港内に両替所やATM(現金自動預払機)を設置しているのは、地場銀行2行だけだ。地場最大手のB銀行や同大手K銀行などでキャッシングしたい人は、わざわざ約3キロ離れた公共輸送センターまで行く必要がある。もちろん他行のキャッシュ・カードを持っていても、手数料無料あるいはわずかな手数料で預金を引き出せるのは分かっているが、休日などは、カード発行銀行以外のATMを利用するとトラブルが発生する可能性が高い(これは銀行関係者も認めている)。確か、ドンムアン空港では数の多寡はあっても、複数行の両替所もATMもあったはずだ。
同空港に入居している2行だが、いずれも大きな権力に保護された銀行だ。特に2行のうち軍に近い銀行の入居については、民間空港とはいえ、軍と空港との癒着・利権といったきな臭さを感じざるをえない。【written by 井田】

11 件のコメント:
匿名で失礼します。
「動く歩道」がないのは、パスポートコントロールを出たところです。ここには免税点などがあり、「動く歩道」がないのですが、このような構造は今では一般的で、成田やシンガポールでもそうです。ただし、バンコク新空港の場合はこの距離が長く、「動く歩道」がないになってしまうと思います。
これは利権の問題というより設計の問題と考えた方が良いと思います。
バンコク新空港の設計者はアメリカ在住のドイツ人の有名な建築家です。
ターミナルビルの間口が長過ぎることのほか、出口ロビーが狭すぎる、案内が排除されている、搭乗口待合室の動線が輻輳している、などの問題は、ECの大都市をイメージして設計したものを、無理矢理バンコクに当てはめた為に生じているように思います。この設計者は一度もバンコクに来ていないのではないかと思うくらいです。
このような結果になったのは、設計者と施主との力関係ということになると思いますが、残念です。
銀行の件、なるほどと思いました。これまで何度もバンコク銀行のATMを探したのですが、なかったのですね。
他の施設でも独占の問題があるようで、今後改善してくれることを期待します。
ただ、この利権の問題は、前政権における問題だと思います。
新空港の数々の問題点は、タクシン前政権の本質が顕著に出ています。
歩く距離がどうこうなどというのは極めて些少な問題です。
到着ロビーの狭さも、今では全く問題ありません。
やはり本質的な問題は、滑走路の亀裂問題です。
地盤は元々が沼地ですから、建設当初から指摘されていました。
タクシン系政治家が空港利権に群がった結果、地盤整備が手抜きになったのでしょうか?
タクシンの負の遺産には、今後かなりの時間、タイ国民の悩みの種になりそうです。
この空港の問題になっている方の滑走路と空港ビルを建設したのは、タクシン政権の時代ですが、タクシン政権以前に基礎工事の入札が行われたので、タクシン系企業ではありません。上の2人の書き込みは事実認識が間違いです。
空港内に銀行やATMを何行に設置を認めるかも空港運営会社との入札、交渉によって決まります。場合によれば1行独占になる場合もあります。両替、入出金など極端に不利な両替レートや不当に高い手数料を取っていない以上、批判は的外れだと思います。
タクシンのタイラックタイは、大失敗だったチャバリット政権を表に出せないから、チャバリットが裏で暗躍し、売り出し中の成金タクシンを持ち上げ、以前のパランタムだけでなく、新希望党とか、社会行動党とか、タイ国民党などの多くの銭ゲバ議員を利権をエサに飲み込んでできあがった政党ぢゃあなかったっけ。
空港の基盤整備について誰に責任があるかということが問題になっていますが、設計したのがバンハーン政権時代であれ、埋め立て建設したのがタクシン政権時代であれ、最終的にこういう空港を開港したのは、クーデターで政権をとったソンティ司令官です。
開港直前まで検査の不十分や滑走路の亀裂問題などが指摘されていたのに最終的にゴー・サインを出したソンティ司令官の責任です。
軍人の癖に、ナショナル・フラッグの空港に欠落があるという国家の信用にかかわる判断ミスをしながら、前政権に責任転嫁しようとするとは、最高司令官として恥ずかしくないのでしょうか。
ほんと両替所はなんとかなりませんかね。新空港では入国するといきなり外、出迎えの人間で混雑してる中で両替しなければなりませんでした。ドンムアンは出迎えの人が入れないエリアに沢山銀行があったと思いますが・・・・。
私は延べで11年 家族は4年を過ごしたタイに、妻との回顧の旅でバンコクに1週間ほど滞在し、楽しい思い出を持って昨日初めてこの空港の出発ゲートに入り驚きました。それまではバンコクの都市から空港に繋がる高速道路 輝かしいい照明で浮かんだ巨大空港 華々しい商品で客を釘付けにする空港ショップ 特権者以外を寄せ付けないゆとりと安らぎを訴えるVIPの待合室のなか。流石昇り竜を思わせるタイの経済の象徴 壮大で超現代的な新空港。 ここまでは驚きの連続でしたが さて搭乗ゲート近くに行くと、そこはロープが張られ出発時間の50分前には入れないようになっており、就業後の工場の通路の様で殺風景で明かりが極端に少なく無法地帯の様な嫌な静けさと暗さのみがありそこで約20分ばかり待つこととした。しばらくしてロープが外され待合室に入ることが許されたが今度は一人のスタッフが搭乗券とパスポートのチェックを薄暗いなかでしておりそれがすむとさらに暗い場所に進むこととなった。まだ工事が完了していないためかなと思いながら、薄暗がりの中で何をしていいのか分からず少しの不安と居心地の悪さと寒さを覚えた。次第に「いったい飛行場の待合所の機能とは・・・」と考えさせられた。もう少し居心地がよく例えば新聞や雑誌または次国への入国の準備に必要なことを記入するくらいの明るさがあって当然ではないかとおもった。また旅行の思い出を楽しく語らう人々お顔がうかがい知れたかもしれない。このプロブにもあったがやはり設計者が(お客のもてなしの上手い)タイ人でなく欧米系の一流のデザイナーに丸投げしたためであろう!もし機会があれば利用者の利便の良さに配慮した改善を図ってほしいと思ったには我々タイを愛する初老の夫婦だけだったのだろうか。
先週UA便にて新空港から日本に戻ってきました。歩く距離についてはゲートによってかなり異なるでしょうけどD2ゲートまでは歩かされた感はありません。シンガポール・チャンギやドバイでの乗り換えの方が何倍も歩かされた経験があります。
銀行の両替については東南アジア某国と違い、市中とたいしてレートが変わらないのでどこの銀行でもいいのですが窓口が少なすぎです。
ただ空港の機能としては失格ですね。案内表示が少ない、あっても小さすぎ、ビジネスクラスラウンジも狭い。トイレには手荷物を置く台もない。イミグレを出て免税店が並ぶエリアは天井が低くて圧迫感があるし、搭乗ゲートの待合室の暗さは異常です。空調は20℃と寒く、さらに金属製の椅子のせいでお尻が冷たくてたまりません。座布団かクッションが欲しいくらい。
早くドンムアンに国際線を復帰させてくれないかなぁ。
今日のバン週トップでは、ドンムアンの国際空港復帰が決まったようです。
空港の案内表示は確かに解かり難いですね。
空港内のショップや飲食店は綺麗で数も多いようですがバンコク乗り継ぎでもない限り無用の長物ですね。
照明は天井に反射させるファラン好みの間接照明なんでしょうけど蛍光灯の下をわざわざ遮蔽して天井に反射させるなんて全く意味がない。
まぁタイの空港なんですから外国人である日本人がどうこう批判する立場ではありません。成田なんてどんなに不便な空港だと外国人が感じているか想像するのも容易いですから。
ただ、航空機に乗ったら命を預ける乗客としてならあの滑走路の状態に批判をする権利は当然あると思います。国の威信とハブ空港としての将来性を考慮しドンムアンへの国際線移動を反対する声があがっているとのことですが、着陸機の大事故なんぞ起これば威信もハブ空港構想もすっ飛ぶと思いますが。
ドンムアン空港再開で空軍は喜ぶでしょう。
軍民兼用空港で空軍の利権ですからね。
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