濃密な自然に囲まれた町〜ペチャブン県
 2005年9月17〜18日

早朝、渋滞の始まる前のバンコクを抜け国道1号線を北上。ナワナコン工業団地を過ぎたあたりの巨大な分岐点で、右に折れ、サラブリ・ナコンラチャシマ方面に向う。

サラブリ県まで伸びてきた1号線は方向を変えナコンサワン方面に向い、そのままミャンマー国境まで果てしなく伸びている。この道を、サラブリ市内から北に伸びる21号線を進めば、今回の旅の目的地ペチャブン県に向うことになる。


東北に向う分岐点で

余談だが、タイは、日本のように趣味としての〃オートバイ〃という意識はまだ少ない。世界でもっとも豊富な車種がそろった国は間違いなく日本であり、タイという国では〃オートバイ〃は安価な移動手段であって、若者たちが趣味としてオートバイに接するには、まだまだ程遠い収入しかないという現実がある。

バンコクからサラブリまでの約100キロの道は、トラックが激走し、ところどころ穴ぼこが開いたコンクリート道路と味気ない風景が続く。KSRの小さな前輪が丸ごと落ちそうな穴を避け、トラックが巻き上げた路面の砂が顔にチクチクあたるのを我慢する。


ペチャブン県県境、ここからペチャブン市内まで3時間

ところが、サラブリを過ぎると風景は一変する。広い道路を走る車も少なく舗装状況も素晴らしい。両端に広がる水をたっぷり吸った大地には瑞々しい木々、そして田畑がつらなる様子は、長野の高原を走っている気分。雨季のど真ん中だが、雨の降りそうな予感もなく、素晴らしい晴天。


水田が果てしなく広がる


トウモロコシ畑で

サラブリからペチャブンまでの道程は240キロあまり。写真撮りながら、KSRが一番気持ちいい時速70キロ程度で走って4時間。バンコクからあわせると6時間、350キロの道程だ。

 
 
<見る>

★ペチャブンはマカーム(果物、タマリンド)の県として有名。町、道路のいたるところにマカームの像やら人形が置いてある。町自体は小さく、これといって見るものもナシ。毎年10月初めに行われる『ウム・プラ・ダムナム』という、仏像を持った男たちが川に沈む、奇祭が有名。


マカーム君人形。なんか不気味


黄金のマカーム、とにかくマカームづくし

★海抜100メートルのペチャブンの魅力は豊かな自然。山頂まで1117メートルのカオ・コー(ペチャブン市内から36キロ)までは舗装路が続いており、自動車、バイクで気軽に登れる。山頂からの見晴らしは、遠くに雲海を望み、眼下にはるかまで緑が延々と続くその様は、美しいの一言。その他、国立公園が多数あり、数日掛けての本格的トレッキングも楽しめるようになっている。


カオ・コー山頂で知り合ったタイ人バイカー。かれらもはるばるバンコクから遊びに来ていた


カオ・コーからピサヌローク側を眺める


カオ・コーからコンケーン側を眺める


カオ・コーへの標識

★ペチャブン県はタイ人民解放軍が森に潜み盛んに活動した場所。カオ・コー周辺は解放軍の支配地域だったこともありカオ・コー山頂には、タイ政府軍が解放軍と戦った模様が展示されている。


カオ・コー山頂にある戦争で亡くなった人たちの慰霊碑


解放軍との戦いの様子


 
<食べる>

★ペチャブン市手前120キロにあるウチアンブリ郡は焼き鳥が有名。地鶏を炭火で焼いたものを、タイ東北料理の定番ソムタム(青いパパイヤサラダ)、カオニャオ(もち米を蒸したもの)と一緒に食べる。タレにこの県特産のマカームが溶かしてあり、これまた旨い!ビールなんかにとってもよく合う。地鶏の焼き鳥は半身で80バーツぐらい。


ガイ・ヤーン屋の入口


これ全部で120バーツ!赤いのがソムタムです。

★ペチャブン市内には夜市場があり、オートバイ専用の駐車場があってバイク乗りには快適。市民はここにあつまり、食事をし、デザートを買って帰る。


夜市場の様子


カノムパン・サンカヤー。蒸した食パンにサンカヤー(どろりとしたココナッツ味のクリーム)を浸して食べる。20バーツ◎

★ペチャブン市から北へ55キロにあるロムガウ郡ではカノム・チン(米からつくるタイ風そうめん)を目の前で作って食べさせてくれるカノム・チン・ソット(生カノム・チン)が有名。

 
 
<泊まる>
★今回のホテルはペチャブン市内のゴーシット・ヒル・ホテル。スタンダードが1泊ツインで900バーツ。朝食は別料金。たぶんこの町で一番高いホテルだと思うが、バイクがホテル入口に駐車でき、盗難の心配が少ないので◎ お湯もたっぷりで嬉しい。館内は蒐集家のオーナーが集めた、仏像、紙幣、電話(?)、香水の瓶などさまざまなオブジェが展示されており、ちいさな博物館状態。


ゴーシットヒルホテル正面


清潔な室内。お湯もたっぷりでます。


蒐集家のオーナーがあつめたいろいろなものが、こんな具合に展示されています。

★町から30キロほど離れた自然が美しいカオ・コー周辺にもリゾートホテル多数。The Imperial Phukaew Hill Resortのような高級ホテルもあり。1泊1800バーツぐらいかな。

 
 
<感想>
カワサキさん協力ありがとうございます。KSR、とっても目立っていましたよ〜 それよりも、久しぶりの長距離ツーリングでもうクタクタに疲れました。現在、日焼けで猛烈な顔になってます。これじゃあ営業行けない・・・・・

それにしてもペチャブン、蓼科っぽい雰囲気。タイにもこんな場所あるんだ〜 と感激しました。また、時間あったら、今度はザックかついで1週間ぐらいトレッキングしたいです。



 

 
 
    ■全走行距離  842キロ
    ■出費内訳
■片道所要時間   6時間
  ・ガソリン代
・ホテル代
・食事代
570バーツ
900バーツ
350バーツ
 
 
Map

 
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