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タイ南部パンガー県。プーケットと隣接し、一昨年のスマトラ島沖大地震による津波の被害を激しく受けた地域として、世界各地に報道されたところ。バンコクから約800キロ。
朝7時出発。今回は初めての南部とあっていつもとルートが異なる。バンコク市内からタイ南部に向うには通常、トンブリ地区のラマ2世通り(35号線)をサムットサコーン方面へ向い、ラチャブリを迂回してきた4号線(ペットカセム通り)に合流するのが南行きのコースになる。

朝のラマ2世通り
サムットサコーンの塩田地帯を抜け、ココナッツ風味たっぷり、タイ版カステラ?〃カノム・モーケン〃で有名なペブリー県を過ぎ、リゾート地チャアム&ホアヒン、プラチアップキリカン、そしてチュンポン県の分岐点に到着したのが午後1時近く。
ここからラノン方面に続く4号線とスラタニー方面に向う41号線に別れる。どちらを走ってもパンガー県に到着できる。距離的には大差はないが、道の広さや平坦具合からスラタニー方面に向うのがラクなルートだが、前回ナコンパノム県への片道800キロに懲りたので、今回は途中で休憩する予定で、温泉も楽しめるラノン方面へ向う。
4号線、ホアヒン通過中
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カオポーサービスエリア
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チュンポン分岐点を右折しラノンへ
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道すがらクラ地峡の観光ポイントで撮影
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ラノン市内に到着したのは午後3時過ぎ。非常に小さな街だった。
翌朝、ラノンからパンガー県タクワパー郡ナムケム村へ。距離にして約150km。ところが朝から雨。タイ南部はこの時期、結構雨が降ることを忘れていたので、雨具の準備をしておらず、この紀行では初の〃ビショビショ〃ツーリングとなってしまった。おまけにトラックが巻き上げる泥水の水しぶきで全身ドロドロ・・・・
雨止んでくれ〜
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タクワパーへの分岐点
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タクワパー郡ナムケム村に到着したのは午後2時近く。津波村と呼ぶ人もいるこの村の復興する様子を見た後、パンガー市へ。

カオラックへも近い
山道を走ること1時間、パンガー市は山麓にへばりつくように細く横長に伸びた小さな街だった。

<見る>
★ラノンは温泉が有名。観光地のラクサワーリン温泉公園にはタイマッサージも用意されたSPA施設。銭湯のようになっており、300バーツで何時間でもOK。
70度弱と結構熱い
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園内にあるスパ施設。湯につかるだけなら300Bで何時間でもOK |
★津波の被害をまともに受けたナムケム村。建てられたばかりの白い小さな民家が無数に散らばっている。
ナムケム村で見た避難経路を示す看板
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ナムケム村へ
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新しく建てられた白い家がたくさん並ぶ
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ナムケム村の海岸
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津波で破壊された料理店跡
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海岸に建てられた津波館
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★タクワパーのヤンヤーウ寺院。津波被災者らの遺体が集められ、身元鑑定のために大勢のタイ人職員・外国人ボランティアらが懸命に活動した場所。身元不明の遺体はバンコクに移され、今は静かさを取り戻している。
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今はガランとした境内
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★パンガー市街から少し外れたところにあるパンガー湾国立公園。この中にマングローブ林を見学できる施設があり、自然派には興味深い場所。
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マングローブ林散策、ちょっと楽しい
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<食べる>
★パンガー県は海の県だが、街中にシーフード専門店を見つけられなかった。仕方なくはいったお粥屋にあったシイウで煮付けた魚が非常においしかったが。日本である『大阪ならタコヤキ』『仙台なら牛タン』『名古屋なら味噌煮込み』のように地域を代表する料理というものがタイの地方にはあまりナイ。何故だろうか?

<泊まる>
★パンガー市内には所謂高級リゾートホテルはない。街の真ん中を走る国道にそってホテルが並ぶ。今回宿泊したのはラックムアング2ホテル、500バーツ。恋人連れには薦められないが、寝るだけと割り切るなら問題ない。
★パンガー湾国立公園内には数名で宿泊できるバンガローがある。700〜900バーツとリーズナブルな値段となっている。近くにはマングローブ林を見渡せるパンガーベイリゾートホテルがあり2名分の朝食込みで750バーツ。ただし、部屋はイマイチなのが残念。

★ラノンでは街のど真ん中にある洒落たブティックホテルのようなLe' Sarim Chalet。朝食込みで650バーツ。とってもキレイなお部屋です。
<感想>
ある日を境に、一斉に生活を奪われた人たち、ナムケム村に不規則に、無数にならぶ白い小さな建物が印象的。洪水で自分の家が沈んだときのことを思い出しました。
ところで、雨には参りました。パンガー県からの帰路は大雨。暑いタイでも濡れた身体で走るのは相当辛いです。おまけにドロドロになります。この姿でバンコクまで12時間、一気に走りました。皆さん、タイのツーリング、防寒着にも使える雨具の用意は怠らないよう。
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