更新日:2007年2月19日(月)15:21


日刊ニュース

[政治]
■ソンティ氏トークショーに賛否両論

 スラユット首相は16日、ベテランジャーナリスト、ソンティ氏が司会を務める番組を政府広報局のテレビ局で放送することにしたのは政府の広報活動の一環と説明した。この番組は、すでにASTVで放送中だが、政府はチャンネル11でも放送することを決めた。同氏は反タクシン運動の旗手として知られており、今回の政府決定にタクシン支持者から反発が出ている。

■市民団体、前副首相起用に猛反発
 市民団体「市民民主連合(PAD)」幹部のスリヤサイ氏は18日、暫定政府が経済政策の対外広報責任者にソムキット前タイ愛国党副党首(前副首相)を起用したことに強く反発。政府支持の姿勢を見直す考えを明らかにした。同団体は20日に主要メンバーが今後の対応が協議する予定という。

■過激派と協議仲介でマレーシア政府に期待
 スラユット首相は16日、マレーシアを仲介役としてイスラム過激派と話し合う方針であることを明らかにした。先にニット外相から、「最南部問題の解決にマレーシアの力は借りない」との発言が出ていたが、首相は、話し合いが最良の解決策であり、そのためにはマレーシア政府の助けが必要と述べている。

■陸軍司令官、「衛星は絶対に取り戻す」
 ソンティ国家治安評議会議長(陸軍司令官)は16日、シン社株売却に伴い、現在シンガポールの国有企業の管理下にある衛星を取り戻す必要があると強調した。この1400億バーツ相当の衛星は国の資産であり、国土、国民、国益を守ることが任務である軍人としては、タイの衛星がシンガポールの手にあることは看過できないという。


[経済]
■利食い売りが行われ、株価は下落

 2月16日のSET(タイ証券取引所)は、利食い売りが行われ、平均株価は下落した。カシコン・リサーチ・センターのカナン上級エコノミストは「中国正月を前に、多くの投資家が利食い売りをした」と説明した。

 SET指数は前日比5.85ポイント安の688.01。売買代金は前日の150億バーツを64億バーツ下回る86億バーツ。機関別売買では外国人投資家が3000万バーツの買い越し。国内投資家が6億バーツの買い越し。機関投資家が6億バーツの売り越し。

 売買代金が最も多かったのは、カシコン銀行で7億バーツ。その後に、PTT、バンコク銀行と続いた。売買高トップはシンテック建設で8000万株。その後に、CHカーンチャン、イタリアン・タイ・ディベロップメントと続いた。

■遅々として進まぬガソホール利用
 エネルギー省エネルギー事業局のメータ局長によれば、代替エネルギーの使用促進政策にもかかわらず、ガソホールを使用する車がさほど増えていないという。10年以上前の旧型車や一部の新モデルはガソホール使用に不向きとされるが、これらの車で起きた不具合がドライバーの間で噂になり、ガソリンからの切り替えに二の足を踏む人が増えているようだ。

[社会]
■タイ最南部で大規模同時テロ

 最南部3県とソンクラ県で18日夜、33カ所以上がイスラム過激派とみられる若者らに襲撃され、少なくとも60人が重軽傷を負い、5人が死亡した。

 新聞報道によれば、実行犯の大半はピックアップトラックもしくはオートバイに乗った若者で、頭部にバンダナを巻き、手首には同様のリストバンドをしていたという。

 事件は、午後7時15分から午後9時の間に発生。変電所が爆破され、一部停電となったほか、ホテル、カラオケなどで爆弾が爆発。さらに、銃撃戦が行われた地点もあるなど、南部は混乱を極めた。

 ソンティ国家治安評議会議長(陸軍最高司令官)によれば、中国正月に過激派がテロ行為を準備しているとの情報を得ており警備を増強、爆弾にいくつかは爆発前に処理したが、「すべての地域をカバーするのは不可能」とコメントした。

 スラユット首相は先日、「南部問題での進展はあまり見られていない」と認めており、マレーシア政府に過激派との協議仲介を依頼している模様。

■インド野牛に襲われ子供が重傷
 東部サケオ県で小川のそばを歩いていた父子が9日、野生のインド野牛に襲われたことを受け、獣医や森林局職員ら60人による特別チームが編成され捕獲にあたっている。父子のうち13歳の息子は首を100針以上縫う大怪我。雄で体重約700キログラム、保護指定動物でもあるこのインド野牛は群れからはぐれたものとみられている。

■大型トラックが交通事故、13人死傷
 アユタヤ県タルア郡内の道路で17日、鉱石を積んだ18輪トラックがピックアップトラックに衝突し、13人が死傷する大事故となった。ピックアップトラックは親戚13人を乗せ中国正月を祝うためロエイ県へ行く途中だったが、追突の衝撃で運河に投げ出され10人が即死した。18輪トラックの運転手は反対車線を走っていた他のトラックにも衝突した後、現場から逃走している。

■活気欠いた中国正月
 バンコクのチャイナタウンは例年に比べ活気に欠けた春節(中国正月)となった。通常は中華系の政治家らが中心となって賑やかなイベントを催すが、今年出席した閣僚は観光・スポーツ相のみだった。一方、中国政府からは国王陛下80歳のお誕生日を祝い翡翠でできた獅子のつがいが贈られ、貴重な縁起物を一目見ようという一般市民の行列ができた。

■拘留中の容疑者が首吊り自殺
 クレジットカード偽装容疑でバンコク都内パトゥムワン署に拘留されていたマレーシア人男性(27)が、16日深夜房内で首を吊って死亡しているのがみつかった。男は首にTシャツを巻き、トイレの梁にベルトを通して自殺した。同署の警官は、男に自殺する気配がなかったことからベルトなどを取り上げずにいたと話している。

■「ITの地プロジェクト」にメーホンソン県
 教育省と情報通信技術省は、未来のIT技術者育成の地として北部メーホンソン県に注目している。最初に「ITの地プロジェクト」として選ばれたのはプーケット島だったが、地元民や企業の関心を得られず中止となっていた。静かで手付かずの自然が残るメーホンソンはITを学ぶのに最適な環境で、子供達の意欲も高いとのことだ。プロジェクトでは特にグラフィックデザインやアニメ製作技術者の育成に力を入れるという。

■最新式プラネタリウム、近くオープン
 中部パトゥムタニ県ランシットに東南アジアの中で最新の設備を整えたプラネタリウムが完成、21日にシリントン王女をお迎えした開会式が実施される。建設に13年を費やしたこのプラネタリウムでは、リクライニングで360度の星空が見渡せるシート160席が備えられ、3Dデジタルスカイや3Dムービーも楽しめる。一般公開は3月からになる予定だ。