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■マッサージパーラー王、チャートタイ党副党首に
■下院総選挙、各党の集票運動活発に
マッサージパーラー王、チャートタイ党副党首に就任
下院総選挙(小選挙区比例代表並立制、500議席)が間近に迫ってきたことから、各政党では集票のための動きを活発化させている。
新党・公衆党は11月21日、バンコク都心のサイアムスクエアで選挙キャンペーンをスタート。アネク党首など立候補予定者は、お揃いの赤いジャケットに身を包み、買い物客でごった返すBTSサイアムスクエア駅などでその存在を人々にアピールした。「バンコクの有権者はタイ愛国党に飽き始めている」とするアネク党首は、新規参入の公衆党にも大きなチャンスがあるとの見方を示している。
同党は、最大野党・民主党で長年、幹事長を務めたベテラン政治家、サナン氏などが今年旗揚げした新政党で、民主党からも複数の議員が移籍。同党は、タイ愛国党が議席の過半数を獲得するのは難しいと見ており、民主党・チャートタイ党と連立を組む可能性をすでに示唆している。
また民主党では、総選挙後の新政権樹立に向けた話し合いが始まっているが、同党がどのように政権を担うかで意見が対立しているようだ。
バンヤット党首を支持する「新しい10年」グループは、タイ愛国党の獲得議席が過半数に達しない場合、民主党はチャートタイ党、公衆党と組み連立政権を樹立すべきだとして、すでに水面下で動き出しているという。
これに対して、アピシット副党首を支援する「新しい葉」グループでは、チャートタイ党などと手を組んだ場合、民主党の独自色が維持できず、結果的に不利な立場に追い込まれると主張。同グループでは、タイ愛国党率いる政権が再び誕生しても、数々の国難を前に4年の任期を全うすることができず、民主党に政権を奪取するチャンスが回ってくると考えているようだ。
一方、自ら創設した新党・タイ起源党を解散、チャートタイ党に移籍したマッサージパーラー王、チュウィット氏は11月22日、「バンコクの小選挙区で3議席を獲得する」と明言した。チャートタイ党のバンコク都選挙対策本部長(同党副党首も兼任)を務めることになった同氏によれば、37選挙区で候補を擁立する方針であり、特にドンムアン区など3区では議席獲得に自信を示す。同党は近く、バンコクで選挙キャンペーンを正式にスタートする予定であり、党のポスターやスローガンを目抜き通りの沿道に1キロ間隔に設置することになっている。
チュウィット氏はまた、タイ起源党を党役員の了解なしに解散したとして一部の党員から中央選挙管理員会に訴えられたが、今月22日、中央選管に対し解党が正当なものであることを示す証拠を提出。これにより、党員は訴えを取り下げることになった。同氏はまた、「金を払って訴えを撤回させた」との一部報道を完全否定している。
これら他党の選挙対策を尻目に、政権党・タイ愛国党のある幹部は、「南部問題への政府の取り組みを国民は支持しており、この問題が党の支持率に影響することはない。総選挙では340議席を獲得できると見ている」とコメント。同党は01年の総選挙で下院定数500議席のうち294議席を獲得し、大勝を果たした。
同党幹部らの意見を総合すると、来年の下院総選挙の獲得議席は民主党130議席(前回131)、チャートタイ党30議席(同34)、また公衆党は10議席に満たない可能性が高いという。
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