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■鉛フリーはんだ、日系最大手が本格進出
日系最大手が本格進出 家電製品や半導体基板の部品接合に欠かせないはんだは、これまで鉛が主成分だった。だが、欧州連合(EU)が2006年7月から特定有害物質使用規制「RoHS指令」を施行し、環境汚染の恐れがある鉛、水銀、カドミウムなど有害な重金属の電化製品への使用を禁止するため、世界的に鉛を含まないはんだ(鉛フリーはんだ)の需要が高まっている。タイでも鉛フリーはんだの需要が急速に拡大するとみられており、それを見越し、供給体制の整備も始まった。 ▼千住金属工業、1月中にも そうした中、日本のはんだ製造最大手の千住金属工業が1月上旬にも合弁出資でタイに販売会社を設立する。現在、同社はタイはんだ製造大手のタイソルダー、地元銀行のバンクタイと設立に向けた協議を進めており、近く正式に発表する見通し。今後のタイでの需要拡大を見越し、これまでの商社経由の販売から自社販売に踏み切る。 鉛フリーはんだは、主成分によって融点が異なるため、用途によって使い分けされる。千住金属工業では数種類の特許を取得しているすず・銀・銅を使用した鉛フリーはんだの現地製造に向け、昨年12月19日にバンクタイを通じてタイソルダーと製造委託契約を締結していた。新会社では、タイソルダーで現地製造した鉛フリーはんだやそれに対応する自動はんだ付け装置など周辺機器を販売する。 これまで日系のはんだ製造では、中堅の日本スペリアが2001年にすず精錬大手のタイサルコと提携し、すず・銅系の鉛フリーはんだをタイで製造・販売していた。 これと併わせ、今回、日系最大手が現地製造・販売に乗り出すことで、タイでの鉛フリーはんだの供給体制は量、質とも格段に上がるとみられる。 ■プーケット・エア、日本に初の乗り入れ 2月8日、12日の両日にも、新潟〜バンコク間で直行チャーター便の就航を予定しており、新潟県は同社に対し定期便の就航を働き掛けていく。 今回のチャーター便は、12月29日午前10時ごろ(日本時間)に新潟空港を出発、福島空港を経由し、午後5時ごろ(タイ時間)にバンコクに到着。帰りは1月2日午前8時ごろ(同)にバンコクを出発、新潟空港を経由し、午後6時ごろ(日本時間)に福島空港に到着した。 日本旅行や新潟交通などの旅行会社4社がチャーターし、機内はプーケットへのツアー客ら455人でほぼ満席となった。うち新潟空港の利用客は165人、福島空港の利用客は290人。機体はジャンボ機ボーイング747―300(約500座席)を使用し、日本航空が日本国内での機体整備や搭乗手続きなどを代行した。 新潟空港は1963年に開港した地方主要空港(第2種空港)。1300メートルの滑走路に加え、96年には2500メートルの第2滑走路が完成し、国際線では現在、米国、ロシア、韓国、中国の4か国へ計7路線の定期便が運航している。 新潟県は国際定期便を増やすため、チャーター便の誘致にも力を入れている。2002年度はイタリア、ベトナムなど7か国・地域に計101のチャーター便が運航し、タイ航空も初めて乗り入れた。 同県は地元旅行会社などと協力し、プーケット・エア、タイ航空の両社にチャーター便の運航実績を重ねてもらい、タイへの定期便の就航を求めていくことを計画している。 ■DHL、タイをアジア地域のハブに 2003年はタイをアジアにおける国際宅配のハブとするため、バンコク国際空港に、これまでで最大規模となる国際宅配のための設備をオープンした。また、サービスセンター(ラマ3世通り)、同社初のEDIセンター(ランプーン県)、集配所2か所(シーロム通りとスクムビット通り)、新倉庫2か所(プロンチット通りとラクシー通り)を設けた。 一方、DHLのロジスティクスサービスを担当するDHLダンザ・エアー&オーシャンは、バンコクシティー、バンコク国際空港、バンナー通り、プロンチットセンター、レムチャバンに事務所とロジスティクスセンターを設置した。ロジスティクスセンターでは倉庫、配送、その他の付加価値サービス(バーコード化、包装など)を提供している。 DHLエクスプレス(タイランド)のハーバート・ボングプサナチャイ代表取締役は、昨年12月17日に開いた記者会見で、同社グループが2004年から2008年までの5年間に、アジア太平洋地域全体で450億バーツの投資を計画していることを明らかにした。その一環としてタイの荷物取り扱い能力を今後5年から10年の間に倍増する予定。2003年のタイでの投資は、2004年から始まる計画を需要急増のため前倒しして行った。 2003年、タイでは好調な輸出に引っ張られて経済回復のスピードが速まり、それに伴って国際宅配、航空、海運の取り扱い件数も前年比20%以上の160万件となった。2004年も6〜8%の高い経済成長が予想されていること、FTAなど貿易自由化が進んでいることから、取り扱い件数が引き続き14〜16%の高率で増加するものと期待される。 DHLの2003年の取扱量は、国際宅配、航空、海運を合計すると13万トン以上となり、バンコク、プーケット、ナコンラチャシマの倉庫は既にフル稼働状態となっている。 ■エイサー、新コンセプト商品群発売へ この度、タイを訪れたエイサーのJ・T・ウォン社長は、「PC産業は既に20年の成熟産業となるが、この間、製品自体はあまり変わっていない。だからコスト競争ばかりが激しくなった」と分析。エイサー本社がPCの価格競争を付加価値化によって乗り切るため、2002年にエイサー・バリュー・ラボを設立し、5年間に3億米ドルを投資して提案型商品の開発を進めていることを紹介。その早摘み商品を2004年からタイでも販売していくことを明らかにした。 新コンセプトの商品群とは、PCをプラットフォームとして家電、事務機器などとのネットワーク機能を強化したもので、他のPC、家電メーカーと同様だ。エイサーの追随は、PC、家電の競争が機能・価格から、消費者への提案をベースとする付加価値化に推移していることを物語っている。 タイ現地法人SVエーサーのハリー・ヤン代表取締役によると、2003年のタイのPC市場では同社がシェア16%のトップで、2位がヒューレットパッカード・コンパック、3位がIBMだった。市場を商品別に分けると、PC30%、ノートPC30%、MPC40%の比率になっている。 SVエーサーの2003年の売上高は前年比13%増の約40億バーツ。2004年は14%増の60億バーツ、市場シェアも17%にアップすることを期待している。新コンセプトの商品群の販売に力を入れ、売上高の10%程度となることを目標としている。 ヤン社長は「新コンセプト市場では家電メーカーの力が強く、すぐに売り上げを伸ばせるとは思わない」と本音を語る。
■地下鉄は6〜8年後の都市交通の主力 ▼年間1000億バーツの経済損失を解消する手段 地下鉄の運営は、民間企業であるバンコク・メトロ社(BMCL)に25年契約で委託する。同社は12年目でようやく単年度黒字を達成させる計画を打ち出しているが、タイ政府が資金面で支援することはない。ただ、同社の計画は乗客数見通しを控えめに算出しており、実際の同社の経営は計画以上に上手くいくだろう。 公共交通機関が未発達なバンコクでは、多くの人が移動手段にバスや自動車を利用している。その結果、交通渋滞がひどくなり、都民が通勤にかける時間は1日3、4時間といわれている。都心部に住む私でさえ、土・日は車で往復20分の道程を平日は往復2時間かけて通勤している。スリヤ運輸相は、こうした状況を「バンコク都民は職場と自宅の往復に時間を取られ、子供の成長がよく見えない」と表現しているが、まさにその通りだと思う。 その一方で、バンコクでは毎日600〜700台の新車が登録されており、道路の混雑は増すばかり。交通渋滞による経済損失はガソリンや環境負荷、健康面まで含めると年間1000億バーツにも上っている。政府にとって交通渋滞は早急に解決すべき問題となっている。地下鉄導入はその解決手段の1つだ。
6〜8年後の〃新しいバンコク〃では、路線を郊外にも広げた地下鉄が都民の足となり、平日は地下鉄、休日は自家用車という使い分けがされるようになる。そうなれば、都民は今のように移動に多くの時間を割くこともなく、おのずとビジネススタイルや生活スタイルが変わってくる。 また、平日の自家用車の利用が減れば、交通渋滞も解消され、排気ガスによる大気汚染が緩和すると期待している。 ▼路線拡大が急務 地下鉄導入にあたり、日本や韓国、香港、シンガポールの各都市を視察した。私見だが、東京の地下鉄網が世界一素晴らしかったと思う。モデル都市は設けていないが、バンコクでも東京のような都市を網羅した地下鉄網を構築したい。 ▼資金面で日本に頼らない しかし、今後の路線拡大については、タイ国内から資金調達する方針を打ち出しており、日本から資金面で支援を受ける考えはない。ただ、もしタイ国内で資金が調達できなかった場合には、再び日本に重要な役割を担ってもらうこともあり得る。
■シーメンス、車両の現地生産を計画 同社のジョーン・グラッセ副社長は「スカイトレインや地下鉄は延長計画があり、さらに車両が必要になる。現地生産するほうが経済的ならば、ローカル企業と共同で生産する可能性が高い」と述べている。 スカイトレインは、シーロム線を終点サパンタクシン駅から南に、スクムビット線を終点オンヌット駅から東に延長する計画がある。地下鉄もフアランポン駅、バンスー駅からそれぞれ南と北に数kmずつ延長することが検討されている。 また同社は、政府が計画している全国の都市間鉄道整備計画(計約2800km)や、新バンコク国際空港(スワンナプム空港)と都内中心部を結ぶ新鉄道(約28km)でも車両供給を目指している。今後、タイで供給する車両台数が大幅に伸びれば、輸入から現地生産に切り替える方針。 同副社長は「スカイトレインや地下鉄を早く延長し、市民が速く安全に都内を移動できるようにするべき。渋滞解消や環境改善、省エネルギーにもつながるだろう」と鉄道網の早期拡張を期待する。 ▼解説〜バンコク都地下鉄▼ 路線はタイ国鉄の始発駅であるフアランポーンからチャトチャックウイークエンド市場近くのバンスーまで約20km。2004年の1日の利用客数は40万4880人見通し。ちなみに最高時速は80kmと、バンコク都で随一の高速鉄道となる。 現在の路線(通称ブルーライン)を北に11.6km(ノンタブリ県のプラナンクラオ橋まで)、南西に13.8km(市街地開発が進むトンブリ地区のバンケーまで)延長する計画や、バンコク郊外のバンカピとラートブラナを結ぶ新路線(オレンジライン)の計画がある。 ■銀行再編3、4行に整理統合、財務省方針、経営強化へ 同省は1月にも、再編案を盛り込んだ金融制度マスタープランを閣議に提出する見通し。スチャート財務相は「金融自由化によって外国銀行がタイで事業を拡大すれば、中小銀行は太刀打ちできない。3、4行に整理統合しても少な過ぎるとは考えていない」と強い意欲を見せる。 再編対象となる13行のうち、国有または株式の過半数を国が保有している銀行が6行あり、同省はこの6行を中心に再編を進める方針。 6行はクルンタイ銀行、バンクタイ、サイアムシティー銀行、タイ産業金融会社(IFCT)、タイ軍人銀行、サイアム商業銀行。 これ以外の民間銀行については、合併を強制しない方針を固めており、タクシン首相も「政府は国有銀行の合併を進め、民間銀行は各行の意思に任せる」と明言している。 しかし既に、国有、民間を問わず合併計画は相次いでいる。DBSタイダヌ、タイ軍人、タナチャートの3行は、1月10日に合併計画を発表する予定。バンクタイ、IFCT、サイアムシティー銀行の3行や、UOBラタナシン銀行、アジア銀行の2行もそれぞれ合併交渉を進めている。 最大手バンコク銀行の2003年9月末の総資産は約1兆3000億バーツ。財務省の狙い通りに整理統合が進めば、同行に匹敵する1兆バーツ規模の大銀行が次々と誕生することになりそうだ。
車種別では、乗用車が前年同月比54.5%増の1万2760台、商用車が同14.2%増の3万169台、商用車のうち1トンピックアップトラックが16.6%増の2万6488台だった。 乗用車の前年同月比が大きく伸びたのは、11月29日から12月10日の日程で中部ノンタブリ県ムアントンタニのインパクトアリーナで開催されたモーターエキスポに合わせ、各社が乗用車の新型車を発表したことがその要因。特に日本の大ヒット車を発売したトヨタとホンダはそれぞれ前年同月比75.0%増、91.8%増となった。 メーカー別では、トヨタが1万6357台でシェア38.1%のトップ。以下、いすゞが1万1222台の同28.1%、ホンダが3613台の同8.4%、三菱が3055台の同7.1%、日産が3028台の同7.1%、フォードが1821台の同4.2%、マツダが1030台の同2.4%。 この結果、2003年1月〜11月までの11か月間の累計販売台数は、前年同期比29.9%増の46万8354台となった。 ■証券各社、株価高騰で2年分の賞与も ■タイ、インド、ミャンマー、3か国を結ぶ道路建設 ■カップ入り即席めん、好景気で市場急成長 ■タイオイル、20億バーツで生産増強 ■タイ商工会議所、好調業種は来年も成長 ■タイ高速道路公団、都内2路線を延長 ■オーキッド輸出協会、04年のラン輸出2割増 ■タイ国鉄、04年は貨物収入を倍増 ■金融機関、不良債権比率は15・1%
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