2003年
1045号(1月17日〜23日)

気持ちのいいゴルフ場で
伝統的な正統派タイ料理もお試しあれ
文・写真/君島太郎

■車でわずか40分! クルンカビーゴルフ場
 ラマ九世通り上の高速道路がモーターウェイまで繋がり、交差点で慢性的に渋滞する一般道路に下りなくて済むようになった。このモーターウェイは、入って直ぐにアウターリングロードと交差するのだが、これを北上すればアユタヤ方面やサラブリ方面にあっという間に行けるし、南下すればバンナー方面にすぐ到着する。多くの人は「パタヤまで行くのが楽になった」という感想を持つことと思う。ゴルファーにとっても利用しない手はないぞというほど便利なのだ。


■便利になったバンコクの道路ゴルフ場はすぐそこ
 高速道路からモーターウェイに入ると直ぐにアウターリングロード。これでアユタヤまで行かずともずっと手前でアウターリングロードを降りればクルンカビーゴルフ場、ラムルッカーゴルフ場、タンヤタニーゴルフ場、アルパインゴルフ場、ワールドトレードゴルフ場など。バンナー方面まで行けばそこは言わずと知れた「ゴルフ銀座」。列挙するには紙面スペースが足りないほどのゴルフ場が待ち受けている。

 今回はその道路の『恩恵』を受けたゴルフ場の一つ、クルンカビーゴルフ場に行ってみた。

 この日は朝7時にバンコク都内を出発。ラマ四世通りから(スクムビット通りからでももちろんOK)高速道路に乗ってラマ九世通り方面へ、そのまま下界の朝の渋滞を尻目にすいすい突っ走ること10分弱、いつのまにか高速道路はモーターウェイに接続されている。さらに2〜3分走ると、目の前に大きなフライオーバーがクロスしているのが見えて来る。これがアウターリングロードだ。左に寄って「アユタヤ・バンパイン」方面に乗り、そこから15分走って、305号線(ランジット・ナコンナヨック道路)の交差点で降りる。降りる地点の左側には、既にクルンカビーゴルフ場の緑が見えていた。

 クラブハウス到着までざっと40分。高速道路にお金を払った見返りは十分だ。

■朝食は気持ちいいテラス席、昼は自慢のタイ料理に舌鼓
 到着後はまずはクラブハウスでひと息。クラブハウスは質素というよりもほのぼのとしたシンプルな日本のペンション風の建物。レストランでは朝食も用意されており、朝はアウトドアのテラスで爽やかな朝を満喫することをおすすめする。プレー後のランチはさすがに暑いので、エアコンの効いた室内で涼みながら。美人マネージャーさん曰く、「日本人はたくさん来てくれますが、どういうわけかカイチヨ(卵焼き)やパックブンファイデーン(緑野菜の炒め物)しか試そうとしません。実はこのレストランでは、伝統的なタイ料理をたくさん揃えております。タイの方にはメニューを見ればすぐにご理解いただけて、様々なメニューに喜んでいただいております」。こう言われてメニューを眺めて見ると、言葉通りに多種多様なタイ料理が並んでいる。ここのレストランは街の中にあったとしても流行るだろうと思われる。是非とも美人マネージャーさんに、おすすめを聞いてトライしてみよう。

■コンディションの整ったコース、鮮やかなグリーンにご用心
 いざ、コースに出てみると、まず鮮やかな緑色の芝が目に飛び込んでくる。タイにゴルフ場は数々あれど、ここまできれいな緑のフェアウェイにはなかなかお目にかかれない。その色のせいかグリーンが重そうに見えてしまうのだが、実は結構速い。侮れないぞ、ご注意を。

 肝心のコースレイアウトだが、左右にクリークを配置しているホールが多く、広いフェアウェイの割にはティーショットに緊張感が走る。もしもこのクリークがフェアウェイを斜めに横切って走れば、かの全英オープン開催コースで有名な「カーヌスティ」のようになるのだろうか。さらにティーショットの落ちどころに待ち構えている数々のバンカー。その位置といい形状といい、憎いくらいに旨い。しかし、見方を変えればこれらバンカーの位置を把握することでティーショットの狙いどころが絞りやすくなり、かえって正確なショットが出やすくなる、と思ったのだが実際は……(笑)。

 一番印象に残ったのは、13番パー4(320ヤード・白杭)。左ドッグレッグなので飛ばし屋にはワンオンの可能性あり。挑戦し甲斐のあるホールだ。難易度の高いホールは16番パー5。戦略的な攻略が必要で、とくにセカンドショットの選択に頭を使わせるホールだ。一般的な飛距離の方はティーショットの後にグリーン手前に広がる大きな池まで刻むには、おおむね残り150ヤード。池越えを狙うには、キャリーで200ヤードはある。うまくいけばスプーンでツーオン可能な距離だが、グリーンが砲台気味になっているためにセカンド地点からの見た目が怖い。素直に7番や8番で刻めば済むのだろうが、なんとなく大き目のクラブでトライしてみたくなるのだ。キャディーさんにも聞いてみたが、大部分の人がここでスプーンを手にして池にはまっているそうだ。ここではスリーオンでパーを狙うほうが賢いのだろうか。

■サービスやもてなし方など、従業員の行き届いた教育
 接客態度のよさもこのゴルフ場の魅力のひとつ。終始感じていたことは、キャディーさんをはじめクラブハウスや茶屋の従業員達の言動が上品なことだ。よほどマネージャーやキャディーマスターの施す教育がしっかりとなされているのだろう。こういうゴルフ場だと気分爽快。気持ちのいいプレーと食事が楽しめた一日であった。

住所:115 /12 Moo3,T.Buengyeetay,A.Thanyaburi,Pathumthanee 12300
Tel:0577-4143-9
Fax:0577-2894
●オープン:1995年12月
●コース設計者:Manabu Sakamoto 
●コース内容:18ホール パー72 7082ヤード
●グリーンフィー:
平日1000バーツ(ゲスト800バーツ)
休日1800バーツ(ゲスト1200バーツ)
    キャディーフィー/200バーツ