更新日:2003年2月25日(火)17:00


日刊ニュース

[タイ・政治]
■バンコクでもガスパイプライン計画に反対
 バンコク都内バンケー地区の住民が、ガスパイプライン計画に反対する書簡を石油大手のPTTに届けた。書簡には約1,500名が署名している。このプロジェクトは、サイノーイ・南北プラナコン発電所ラインと呼ばれている。訴えによると、村の中央をパイプラインが通過するが、会社側は住民説明会を一度開いたのみという。住民はPTT副社長のプラスート氏に、影響調査中にパイプラインが来ることを知らされなかった、と抗議した。この日PTTを訪れた住民は「今日もパイプラインの利点のみが説明され、本当のところがよく分からない」と語り、パイプラインの敷設される地区を回って更に反対者を募るという。

[タイ・経済]
■海賊版CDの取り締まり

 ワタナ副商務相は、4月1日からCD、DVDの海賊版取り締まりキャンペーンを3ヵ月間展開すると明らかにした。海賊版を押収すると、警官にはディスク1枚につき3バーツ、また、情報提供者には販売価格の10〜20%に当たる報奨金が与えられる。一方、海賊版製造機器を押収したときの報奨金は100万バーツに及ぶ。同副大臣はこのキャンペーンで500万枚の海賊版押収を期待している。

■BOI、ヒューレット・パッカードへの奨励を見送り
 投資委員会(BOI)は、ヒューレット・パッカード(HP)の大型投資計画への奨励付与を見送ることになった。ソムサク工業相によれば、HPは技術移転などを理由に投資奨励の取得申請をしたが、同計画で研究開発に十分な資金が投入されるか不透明という。HPはこの計画に総額31億バーツを投入する予定。BOIが研究開発予算を理由に特典を付与しないのは初めてのこと。

■GMMグラミー、ラーメン株を売却
 タイ最大の芸能プロダクション、GMMグラミーのパイブン会長とトンチャイなど同社所属の芸能人は、インスタントラーメン事業部門「4−Me(フォーミー)」の株を3,000万バーツでタイ・プレジデント・フーズ社に売却することになった。この事業は同会長が6ヵ月前に始めたものだが、即席麺の販売は不振が続いている。ラーメン事業の株は現在、同会長が40%、芸能人が20%保有している。

■価格コントロールを強化
 商業省は、原油値上がりなどを理由に便乗値上げされる可能性があるとして、プラスチックペレット、化学肥料、鉄鋼製品、セメントに価格表示などを義務づける措置を導入した。また、同省の委員会は、価格の適正値を決めるため、これら商品の実際の生産コストを検討する。特に、これら4品は国民の生活に直接影響するため便乗値上げを防止する必要があるという。

■欧州産ミネラルウォーターが販売禁止に
 スダラット保健相は、イタリアやフランスから輸入されたミネラルウォーターに法律で規制された量以上の鉛が含まれていることが検査で発見されたため、店舗から撤去・廃棄したと明らかにした。また、インドネシア、ベドナム、中国、韓国から輸入された冷凍魚介類や半加工麺などにも毒素が見つかっており、現在、73種類の冷凍エビやその他197種類の食品を検査している。規制量を超える有害物質を含む食品などを輸入した業者には、最高2年の懲役か2,000バーツの罰金が科せられる。

■AIS、明日からカラオケサービス開始
 タイ最大の携帯電話事業者、アドバンスト・インフォ・サービス(AIS)は、ライバルのハッチソン・CATワイヤレス・マルチメディアに先駆けて、携帯端末ノキア3650でカラオケサービスを開始する。同社は、小売価格16,400バーツの同端末を若者を中心に3ヵ月以内で1万台を売却する意気込みをみせている。

■ノキア、店舗をモデルチェンジ
 ノキア・タイランドは、「消費者体験」市場戦略の一環として、タイ全国の店舗をモデルチェンジした。同社は、消費者がブランド、商品、技術を体験できるよう、店舗内を商品デモ、クラブ・ノキアゾーンなどの4つのゾーンに区切った。第1店舗が東部チョンブリ県のセントラル・フェスティバル・パタヤデパート内にオープンしている。

■フォード・タイランド、全子会社を傘下に統一
 フォード・タイランドは、会社再編成の一環として、タイにあるすべての子会社を傘下に統一して新たな組織を確立し、売上・サービスを向上させる方針を明らかにした。同社は、市場拡大に向けたディーラーネットワークの強化、販売チームの強化など3つの目標を掲げており、タイにおける自動車産業の発展に貢献する構えだ。

[タイ・社会]
■バイヨーク1ビルで火災

 バンコク都内の中心街、プラトゥーナムにある43階建てのバイヨーク1ビルで火災が発生した。通報があったのは24日の夜9時ごろ、4階衣料品売り場あたりから出火した。ビルの上層部はホテルがあり、日本のパッケージツアーでも利用されている。ホテルの宿泊客は非常階段から避難したが、15階から42階までに取り残された高齢者がおり、ホテル側は窓を開けて煙を逃がして対応した。非難の際に軽いけが人が出たほかは全員無事だった。このビルはかつてタイで最も高い建物だったが、バイヨーク2ビルが完成してからはその地位を譲っている。

■密猟の取り締まり強化
 森林警察部隊が、絶滅の危機にある天然記念物の密猟者に対して10日間の厳しい取り締まりを行った結果、19人を逮捕、300万バーツ相当以上の動物の死体を押収した。中部カンチャナブリ県にある国立公園では7人を逮捕し、海外への売却が予定されていたインドヤギュウ、トラ、ホエジカ、ツキノワグマなどの動物が押収されている。

■警官、9歳の少年を誤射殺害
 バンコク都内ランルアン通りで麻薬取引のオトリ捜査をしていた私服警官らが、現場に現れたサターポン容疑者を現行犯逮捕しようとしたところ、容疑者の妻で車の運転席にいたポンナパー容疑者が自動車を発進させて逃走。このため、警官らが車に向け発砲したところ、そのうちの一発が後部座席にいた9歳になるチャクラパン君に命中し、死亡した。 タクシン首相の命令で麻薬取り締まりが強化されているが、その行き過ぎから警官による容疑者の〃処刑〃が問題にされていることもあり、この事件は全国に波紋をよんでいる。現場にいた警察准尉2名と警察軍曹1名の供述によると、車内に子供は見えなかったとのことだ。チャクラパン君の葬儀は24日午後5時、両親不在のまま、親戚、学校の同級生他、警察からポンサパット報道官も参列し行われた。

[ラオス・経済]
■貸オフィス市場、好転へ

 現在、ビエンチャン市内では貸オフィス開発がブームになっている。貸オフィスは一般的な相場として広さに応じ140〜1,200ドルとなっており、安いものでは100ドルという物件もある。以前は、ビラと呼ばれる部屋数の多い郊外住宅が事務所に利用されていたが、市内の利便性の高いところに、このような貸オフィスが建つようになったため、外国企業などがビラから移ることになった。また新しく建設される貸オフィスにはショーウィンドーを備えているところもあり、自社の商品展示を兼ねて貸オフィスへ移る地元企業も多くなっている。このため、ビラの賃貸料が昨年と比べて50%も下がるという変化もみられている。