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日刊ニュース
[タイ・政治]
■首相、法相を暗に批判
タクシン首相は、陸軍高官約300人を前に3時間にわたり演説し、このなかでプラチャイ法相を暗に批判した。関係筋は、「首相は、名前は挙げなかったが、皆誰のことを批判しているのか分かっている」と指摘した。首相は、長期間政権につく考えがないと表明、同法相を自分の後任(首相)に相応しい人物と一時は評価していたが、周りの者と協調できない人物と批判し、辞職を求めた。
■カンボジア国境、7日にも再開
タクシン首相は、タイ政府がプノンペン暴動に伴いタイ・カンボジア国境の通行所を閉鎖したが、人道主義的な立場から、早ければ7日にも国境を再開するとの考えを示した。カンボジア側への生活必需品の供給がストップし、カンボジア人が影響を受けているというのがその理由とみられる。ただ、ポイペットにあるカジノをタイ人が訪れるのは今後も禁止される見通しという。
[タイ・経済]
■輸入食品の品質検査を強化
タイ政府は、輸入食品の品質検査を強化することを計画している。これは、有害物質の混入している食品がタイ国民の健康を害するのを予防しようというものだが、タイ産のエビや鶏肉に厳しい検査を実施しているEU(欧州連合)や米国に対する報復措置ではないという。アディサイ商業相は、「欧米と同じ検査基準を採用することでタイ人の生活を欧米と同じレベルに高めることができる」と指摘した。
■大店舗の進出規制
タイの中小の小売業者は、先の閣議で、大型店舗の進出を規制するゾーン法案が承認されたことに対して、遅きに失した感が強いと話している。72県を対象としたこの法案は、大量仕入れ・廉価販売の大型店が、既存の小売店を圧迫しないように配慮されたものだ。しかし、既存の小売店は、すでにテスコ・ロータス、カルフール、ビッグCなどの量販店が全国各地の主要な地区に進出しているため手遅れだとみている。
■住宅の需給バランス
ソムキット財務相は、不動産開発業者に対し、過去の過ちを教訓に、住宅を作りすぎないようにすることが大切だと警告した。住宅市場は昨年から復調の兆しが顕著になり、複数の業者が新しい住宅計画をスタートしている。これに対して、同財務相は、「住宅マーケットの過熱が以前のようなバブル景気とその崩壊を招く恐れがあるため、関係当局が事前に予防措置を講ずる可能性もある」と指摘した。
■タイ1世帯あたりの平均収入は13,000バーツ
昨年の統計によると、タイ人の平均収入は1世帯あたり13,418バーツで、家計の借金は平均83,314バーツになることがわかった。また、今年の失業率は、建設、製造、小売、ホテル・レストラン部門の雇用増加で、昨年の2.2%から1.5%に下がるとしている。
■長期滞在者数が10倍に増加
タイにおける長期滞在者数は、タイ観光庁(TAT)と民間企業の合弁会社、タイ・ロングステイ・マネジメント社が昨年から長期滞在プログラムに本格的に取り組み始めた結果、今年は約1万人と昨年の10倍に増える勢いだ。同社は、来月から中近東向けにタイでの長期滞在パッケージを売り出す予定であり、初年度の売上2,000万バーツ以上をねらっている。同社は、タイ国際航空にも協力を呼びかけており、5年後には長期滞在者数が50万人に増えることを期待している。
■昨年12月の工業生産指数、伸び悩む
産業経済事務局によると、昨年12月の工業生産指数は、189.3と前年比では24.9%上昇したが前月比では8.9%の減となった。これは、テレビ、自動車、魚介類缶詰の生産高が減少したことによる。また、12月の出荷指数は、196.4と前年同月比では21.5%増となったが前月比では3.5%の減となった。製品在庫指数は、165.8で前年比15.9%増、前月比6%減となっている。
■AISがNECと提携
タイ最大の携帯電話事業者、アドバンスト・インフォ・サービス(AIS)は、NECコミュニケーションシステム(タイランド)と提携して、加入者を対象に非音声サービスを開始する。NECは、同サービスの開発費に約1,000万バーツを投じて、タイの非音声アプリケーション・サービス市場に初めて参入し、今年末までに市場シェア30%の確保をねらっている。
■政府が調理用ガス料金の値上げを抑制
政府は、ガス業者が調理用ガス料金を1キロあたり21サタン値上げしたことを受けて、7日より液化石油ガス(LPG)への政府補助金を削減し、料金値上げを抑える政府案を表明した。ガス市場の約40%を独占する国営の石油会社PTTによると、ガス部門の歳入は、今後3ヵ月間で20億バーツの減少が予想される。一方、エネルギー省は、補助金削減によってガス業者が負担する金額は、月あたり4億バーツにとどまるとしている。
[タイ・社会]
■サートン通り、ホンダショールーム前で爆弾騒ぎ
5日午後12時30分ごろ、バンコク都内で116番のバスがサートン通りにあるホンダショールーム前で信号待ちをしていたところ、オートバイに乗った男がバスの横に停止し、ヘルメットをかぶったまま、ビールケース大のダンボール箱を抱えて、バスに乗り込み、運転手の横にダンボール箱を置き、再びオートバイに乗って走り去った。不審に思った運転手は警察に連絡、駆けつけた警官がナイフを使い慎重にダンボール箱を開けたところ、総額1万バーツ相当のさまざまな自動車の部品が入っていた。警察では、オートバイの男が、慌てた様子もなく走り去ったとの証言から、男は116番のバスの終点で、ダンボールを誰かにピックアップしてもらうつもりでバスに預けたのではと見ている。
■バンパインの日系工場で従業員、右手を切断事故
タイ中部アユタヤ県バンパイン工業団地内のゴム・プラスチック成型製造をする福井化成(タイランド)社(本社:福井化成/大阪)で、従業員ニティポンさん(20)が作業途中、ゴム粉砕機に右手を挟まれた。救急隊員が駆けつけ25分後に救出され、病院へ運ばれたが、親指と小指を激しく損傷しており、切断することになった。今後、この工場では、アユタヤ県労働安全福祉委員により、安全基準が守られていたか立ち入り検査が行われる。
[カンボジア・政治]
■ソム・リャンシー氏、ラナリット殿下を訴える
カンボジアの野党党首、ソム・リャンシー氏は4日、「デモ隊の後ろを車でついていくソム・リャンシー氏の姿を見た者がいる」と発言したラナリット殿下に対し、名誉毀損で訴えを起こすとした。
これに対してラナリット殿下は、「私は車でついていくソム・リャンシー氏を見た者がいるとは言ったが、ソム・リャンシー氏がこの暴力デモを扇動したのだとは言っていない」と反論した。先日ラナリット殿下は、タイ大使館襲撃事件のデモの背後に誰がいたのかという話をしている時に、ソム・リャンシー氏がデモの中にいたと述べた。これを受けてソム・リャンシー氏は、「これは失言である。その人物がどのような地位にいようとも、すべての者は法の下に平等でありその法的責任も平等である。個人の名誉毀損は法的に処罰される。ラナリット殿下は無責任な発言をした。よって私はこれを訴えることにしたのだ」と述べた。ソム・リャンシー氏は、1995年にラナリット殿下が自身をフンシンペック党から追い出し、そして今また危害を加えようとしているとした。氏は「こんなに卑劣な王族を見たことはない」とした。
一方ラナリット殿下は「私はソム・リャンシー氏の姿がデモの中にあったと言っただけで、氏がデモの首謀者だとは言っていない。私は国会議員がデモに関わるのを防ぎたいと思っている。よってこの発言は、氏の将来のためになるはずである」と述べた。ソム・リャンシー氏が訴えるとしていることに対して殿下は「私は何も気にとめない。訴えるのなら訴えればよい」と述べた。(日本語翻訳権:ロコモ社 翻訳文章著作権:CIS)
*ソム・リャンシー氏は1995年、バンコクのラチャダムリ通りにあるカンボジア大使館の土地を、本国との相談もなしに日本の民間業者に、水面下で売却しようとした疑惑で、フンシンペック党より党籍を剥奪されている。(解説:バンコク週報)
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