更新日:2003年1月20日(月)16:04


日刊ニュース

[政治]
麻薬撲滅作戦はじまる
 3ヵ月以内に、麻薬取り締りの成果を必ず出すという、警察官僚出身のタクシン現内閣の強い方針に従い、関係部署が成果を見せはじめている。

 警察は16日、私服警官の内偵からエカチャイ容疑者(21)をはじめとする4人を、覚醒剤所持密売の容疑で逮捕したと発表。バンコク都内スティサン通りの民家の中から、ガスボンベの裏を刳り貫くなどして隠してあった104万錠に及ぶ覚醒剤(末端価格1億400万バーツ)と現金48万バーツを押収した。また、ドンムアン区で麻薬成分を含む薬品を販売していた開業医が逮捕されたほか、トンブリ区の民家から200万錠の覚醒剤が押収された。

 政府は、国際的テニスプレーヤーのパラドン選手を起用した麻薬反対のテレビ広告を流し国民に訴えるほか、「1234」という私書箱を作り、市民から広く覚醒剤取引に関する情報を募っている。

台湾とのビザ問題
 タイ訪問を予定していた台湾の議員19人が、タイの外務省がビザを発給しないことに業を煮やし、訪問をキャンセルするとともに、タイに経済的報復をすべきだと主張している。

 台湾外務省の報道官は、「台湾企業はこれまでタイに約105億ドルを投資し、3万人以上の雇用を創出しているにもかかわらず、タイは中国への気兼ねから台湾議員にビザを発給しようとしない」と批判した。台湾では現在、約31万人のタイ人労働者が就労している。

パイプライン衝突事件で首相批判
 タイ・マレーシア・パイプライン計画を巡る衝突事件について、国連人権委員会に判断を仰ぐべきだという反対派住民らの意見にタクシン首相が否定的な見方を示した。首相は、国連機関が動き出せば、タイの国際貿易に影響が及ぶと懸念している。

[経済]
スチールの増産計画

 サハウィリヤ・スチール・インダストリーズ社は今年、熱延鋼板の生産を240万トンに拡大する方針を明らかにした。同社は昨年200万トンを生産し、このうち16万トンを輸出したが、今年は24万トンに輸出を拡大する。同社は、原料となる鉄の価格が高騰しているが、熱延鋼板が昨年の1トンあたり約300ドルから現在は340ドルに値上がりしているため見通しが明るいとしている。

タイ航空、ミャンマーの航空会社とコードシェア協定
 タイ航空は、ミャンマー・エアウエイズ・インターナショナル(MAI)とコードシェア協定を締結した。これによりバンコク・ヤンゴン路線では23便が共同運航となる。タイ航空のカノック社長は、「ミャンマー市場は今後の成長が期待される。また、今回のコードシェアで近隣諸国への航空ネットワーク拡大が容易になる」と話している。

BOI、外国銀行との協力
 投資委員会(BOI)は、欧州からの投資を誘致・拡大するためオーストリアの大手銀行RZBと協力協定を結んだ。プロムミン副首相によれば、オーストリア企業は、紙・パルプ、金型、衣料、装飾品などの事業をタイで展開しており、これまでの投資額は100億バーツを超える。BOIは、このような協力協定を日本の複数の銀行との間でも締結している。

通信事業への課税案
 政府の事業免許を受けた通信事業者に、免許料の代わりに物品税を課すとの情報・通信技術省案が21日の閣議で審議されるのを前に、複数の消費者保護グループが政治家・業者間の汚職につながると同案を強く非難した。グループは、「この案はタクシン首相が通信関連産業に深く関与しているために打ち出されたもの。新税導入により、政府の影響力が拡大され、贈収賄を促す可能性が大きい」という。

小切手の処理手続き短縮
 タイ中央銀行は、来月14日から、他県で発行された小切手の処理手続き期間を現在6日から3日に短縮する。これは、数年内に決済システムの効率化で地方のビジネスを支援するという計画の一環。処理期間の短縮はバンコクなど中部でまず実施し、その後対象エリアを拡大する。また、来年には銀行間の小切手輸送が電子データの交換に取って代わられる。

クルンタイ銀行、赤字から脱出
 国営のクルンタイ銀行は、貸倒引当金計上額の減少と収益増の結果、昨年の純利益は80億200万バーツと2001年に計上した44億2,000万バーツの赤字から大きく改善した。同行の財務書類によると、貸倒引当金の計上と債務リストラにより生じた損失額を差し引いた昨年の純収益は100億300万バーツと前年比87.53%の増加となった。

シトロエン、今年の売上倍増を予想
 仏自動車メーカー、シトロエン社のタイ現地ディーラー、ヨントラキット・オートセンターによると、今年は売上が倍増することを見込んで、仏から新モデル車を輸入する計画という。ヨントラキットは、タイでの自動車販売台数が伸びていることもあり、シトロエンC5を300台、シトロエンC3を200台、シトロエンC8を300台輸入する予定。

[社会]
レイプ疑惑の元副内相、合意の上と主張

 ソムバット元副内相は、都内のホテルで記者会見し、レイプされたとのパカポンさんの主張を全面的に否認し、双方合意の上での行為と主張した。また、元副内相は、「先にパカポンさんと面識がないと述べたのは、彼女が学資が必要な学生と別名で称していたため、同一人物だと分からなかった」と釈明、レイプ事件を完全なでっち上げとしている。

 一方、消息筋によれば、捜査が続いている段階で正式な見解を明らかにしていないが、警察は、ホテルの一室でソムバット元副内相とパカポンさんの間に何があったのかすでに把握している模様という。元副内相は、実弟の知り合いとは知らずに、関係を持ち2万バーツを渡したと述べていることに対して、パカポンさんは「ホテルで金銭の授受はなかった」と主張している。

バンコク国際映画祭
 バンコク都内サイアムスクエアのスカラ映画館でバンコク国際映画祭のオープニングセレモニーが執り行われた。俳優や監督など内外の映画関係者約300人が出席することもあり、映画館の周辺は数千人に及ぶ映画ファンで埋め尽くされた。タイ観光庁(TAT)がバンコクをアジアの映画センターにするために開催したもので、映画の上映は今月21日まで続けられる。

椰子の木が学生を直撃、7人が死傷
 17日、タイ南部ソンクラー県で、陸軍戦闘訓練に参加していた学生らが、椰子園で食事をしていたところ、20メートルほどある椰子の木が突然倒れ、生徒7人を下敷きにした。椰子の木の直撃を受けて、ピチットさん(18)が即死、病院に運ばれた6人のうち2人も死亡している。陸軍によると、この椰子園を10年間訓練に使っており、このような事故は初めてと言う。警察では前日の大雨で地盤が緩み、強風が重なってこのような惨事になったとみている。

リュシフェル解散コンサート、1万人集まる
 19日、ムアントンタニ・インパクトアリーナで日本の人気ロックバンド「リュシフェル」の解散コンサートがあった。ファンクラブに所属する約70人の日本人ファンほか、タイ人ファンあわせて約1万人が集まった。

カンボジア大物政治家の息子、ハネムーン途中で新婦が行方不明に
 カンボジアのフンセン首相の顧問を務めるハウ・バンフ氏の息子、ラッタナ氏(30)が、新婚旅行中に新婦のレン・クンティヤンさん(18)が行方不明になったとツーリスト・ポリスに訴え出た。

 ラッタナ氏の話では、「レンさんと、親類、カメラマンなど合わせて5人で今月15日タイに新婚旅行にやってきた。まず、プーケットに2泊した後、17日バンコク都内のホワイト・オーキッドホテルにチェックインした。その夜、ホテルで夕食を済ませたあと、一緒に部屋に戻り、一人でシャワーを浴びていると、妻のレンさんが電話をしているのが聞こえた。シャワーを済ませて出てくると、レンさんはいなくなっていたが、夜9時ごろ同行した親類の部屋に、レンさんから『心配しなくていい』との電話があったので安心していたが、翌日になっても姿を見せないので通報した」と話している。

人気俳優、自分の車に挟まれ圧死
 19日、チャンネル7の人気ドラマに出演する〃トン〃さんこと、ティチャナーンさん(23)が、所有する乗用車と、自宅の門柱に挟まれて鼻と口から血を流し死亡しているのが発見された。

 警官は、自動車で自宅を出ようとしたティチャナーンさんが、エンジンをかけてから、一旦自動車を降り、自宅の門を開けよとしたところ、後進を始めた自動車と門柱の間に挟まれて死亡したとみている。

 発見当時、自動車のエンジンはついたままで、ギアは〃R(後進)〃になっており、ハンドブレーキは弱く掛けられていた。警察ではティチャナーンさんの運転ミスによる事故か、また事故当時、他に同乗者がいたかどうか調査を続けるとのことだ。