更新日:2003年1月17日(金)16:46


日刊ニュース

[政治]
パクムン住民、非暴力抗議行動の継続を表明
 政府の「パクムンダム水門開放4ヵ月」という決定に対し、住民側は非暴力で抗議活動を続けることを明らかにした。住民は首相府前で記者会見を開き、「今回の決定は科学的な裏付けがなく、非影響地域で調査をしたもの。地域住民の8割が決定に満足というのは導かれた結論」と声明文を読み上げた。首相府前で今後も平和的に抗議を続けると宣言した後、メンバーは徒歩で首相府の各ゲートに向かい、声明文を門柱に貼り付けて回った。

ガスパイプライン計画で政府の姿勢を批判
 タマサート大学で「国益とタイ・マレーシア・ガスパイプライン計画の真偽」と題するセミナーが開催された。このなかで、タイ南部の地元ソンクラーナカリン大学のプラサート氏は、過剰な電力供給が続くなか、「エネルギーの安定供給とガスとの関係を分けて考えているかのようだ」と政府の姿勢を批判した。また、タマサート大学のガシアン氏は厳しい取り締りで国民に選択肢を与えないような対応は暴力を招くと分析、中立的な「平和委員会」を設置して衝突が起きそうな場合の監視にあたらせるよう提言した。

[経済]
健康ドリンクに進出

 国内最大の芸能プロダクション、GMMグラミーのパイブン会長は、即席麺、化粧品に続いて健康ドリンク事業にも進出する方針を明らかにした。グラミーは、日本やフランスの飲料メーカーと提携を決めており、1、2年後に事業を開始できるという。このほか、資産家として知られる同会長は、3ヵ月以内にファッションアパレルを発売することも計画している。

日本市場の反応
 アジア・ホンダモーター社によれば、昨年11月から日本に輸出されているタイ製自動車フィットアリアは、日本の消費者から肯定的な反応を得ているという。ホンダはこれまでに同車3,800台を日本に輸出したが、今年1年間では2万5,000台の輸出を予定している。また、タイでの販売では、今年、昨年実績5万4,266台を上回る6万台の販売を見込んでいる。

コンビニで運送サービス
 オランダに拠点を置く運送会社のタイ現地法人、TNTエクスプレス・ワールドワイド(タイランド)は、セブンイレブンで国内・国際運送サービスを開始した。EZY(イージー)エクスプレスと呼ばれるこのサービスは、現在、バンコク都内のセブンイレブン35店舗で封書の国際運送を受け付けている。封書は、500グラム、1,000グラムまでの2種類が用意され、料金は重量、地域に応じて390〜890バーツに設定されている。

バムルンラード病院、海外拠点と契約締結をねらう
 東南アジア最大の私立病院、バムルンラード病院を経営するBHインターナショナル社は、今年中にバングラデッシュや中近東にある4つの病院と開発・経営に関する契約を締結する方針だ。昨日、病院としてはアジアで初めて国際認定を受けた同病院は、昨年暮れにミャンマーの私立病院との提携に成功している。同病院では昨年の患者数80万人のうち、25万人は外国人が占めており、今年はさらに20%増え、なかでも中近東諸国の患者が前年比80%増の2万人近くになると予想している。

[社会]
国民健康保険法に反対する医師8人が医師会役員に選出

 タイ全国の2万8,000人に及ぶ医師で構成される医師会の役員19人の選出で、国民健康保険法に強く反対する医師8人が選ばれた。この背景には、政府の保険制度改革に医師が不満を募らせていることがあるとされる。また、今回の役員選出では、医師の利益保護、待遇改善を訴える医師も多く選ばれたが、医師会は患者の利益を守るための団体でもあることを忘れるべきではないとの指摘も出されている。

医療ミスに抗議
 タイ南部ナコンシータマラート県からの報道によれば、タサラ郡で地元住民約500人が妊婦の遺体を納めた棺桶とともに病院周辺を練り歩き、妊婦が死亡したのは医師、看護士の医療ミスが原因だと非難した。この妊婦は今月8日に入院し、11日になっても分娩できなかったため、帝王切開を医師に求めたが聞き入れられず、その数時間後に死亡した。

プラスチックやガラスの公園持込を禁止
 天然資源・環境省は、森林や天然資源の保全を目的に、国立公園内へのプラスチック、ガラス、発砲スチロールの持込を今月末から禁止する。違法者は200〜500バーツの罰金を課せられる。国立公園・野生動植物局によると、国内145ヵ所の国立公園と69ヵ所のレクリエーション地域には毎年約1,000〜2,000万人が訪れており、発砲スチロールやプラスチックなどを捨てていくなど大量のごみが発生している。今後は、代替品としてキャッサバを原料にした生物分解性容器を公園事務所に置く予定。

タイと日本が共同で結核菌治療の取り組み
 タイ医学局と日本結核菌研究協会は、両国が直面する結核菌の問題に関して、効果的な治療方法の研究や病気の蔓延予防を目的に、共同研究をさらに5年間延長して実施することに合意した。タイでは結核患者がHIV感染者の増加に伴い増え続けている。