更新日:2003年1月15日(水)15:17


日刊ニュース

[政治]
■首相、汚職疑惑のクロンダン汚水処理場完成を明言
 タクシン首相は、サムットプラカン県クロンダン地区に建設されている汚水処理場建設に絡む汚職問題で、「汚職などの問題があったことは明らかだが、プロジェクト自体は進めなくてはならない」と語った。首相によると、このプロジェクトにすでに200億バーツを投入しているという。一方、パパット天然資源・環境相は2月に建設会社との契約が切れることに関して、「政府がプロジェクトを計画通りに進めていないことを理由にこの建設会社に違約金を払ったりすることがないよう、事前に専門家に調査させる」という。

■パクムンダム、水門開放は4ヵ月に決定か?
 パクムンダムの水門開放を巡る政府の回答は、昨年の決定通り年間4ヵ月になる模様だ。先日の反対住民と首相の話し合いを受けて国家統計事務所職員が現地で調査したところ、現地の80%の住民が現在の生活に満足しているという。タイ愛国党顧問のプーンタム氏は、この結果は国家人権委員会の委員からも賛同を得たと記者団に語っていたが、意見を求められたスラシー委員は「会議に出席したが、調査期間が短く不十分では、というコメントをしただけ」と話している。同じくアンポーン委員は、「内容を支持したかのようなプーンタム氏の発言に名誉を傷つけられた」と抗議している。

■首相、アンチ麻薬で全面戦争
 タクシン首相は、全国一斉の麻薬摘発キャンペーンに関する会議で、全国の県知事、警察や軍の代表、政府職員など約1,000人を前に、今年4月30日までに成果を上げるよう強く要請した。また首相は、キャンペーンの遂行にあたり怠慢が認められた知事、県警本部長を容赦なく解任するとも明言した。キャンペーンは来月1日から4月30日まで展開される。

[経済]
■プーケット空港の開発

 タイ航空は、総額300億バーツを投じてプーケット空港をタイ南部の航空センターに開発するとの計画を明らかにした。同社のカノック社長は、「この計画を通じてプーケット空港の年間収容能力は、現在の510万人に対し、1,000万人規模に拡大される。この計画は、タイを東南アジア地域の航空センターに開発するプランに沿ったもの」と話している。

■セブンイレブンがファミリーマートの株式取得へ
 CPセブンイレブン社のスウィット副社長は、同社が、資金面の問題を抱えるファミリーマートに資本参加する意向であることを明らかにした。酒造業界の富豪、チャルン氏もコンビニ事業に関心を示しており、サイアム・ファミリーマート社に接触したと伝えられる。ファミリーマートはタイ国内に100店舗程を展開しているにすぎないが、その約8割がバンコク中心部など一等地にあるため、他の投資家の関心を集めていた。

■バンコクの地下鉄、来年4月の開通が可能
 スリヤ運輸相は、バンコクの地下鉄は予定より4ヵ月早く来年4月には開通できると述べた。当初の計画では、開業は今年8月とされていたが、関係当局との契約締結の遅れなどが影響して来年8月にずれ込むとされていた。同運輸相は、「ドイツ・シーメンス社との交渉により、地下鉄用車両が早期に納入されることになったため、予定より早い開通が可能になった」と話している。

■ガソリンの硫黄含有量を削減
 タイ工業規格研究所は、ガソリンの硫黄含有量を削減して環境保護を図る。同研究所は、車のエンジンに関する新たな規則を定め、来年1月に施行するとしている。新規則では、硫黄含有量に関するヨーロッパ環境規制に準じてエンジン性能基準を高めることを定めており、硫黄含有量を現在の0.05%から0.015%に削減することになると期待されている。なお、新規則によりガソリンの生産コストが1リットルあたり0.5バーツ増加する見込みとなっている。

■マクドナルドが事業展開にブレーキ
 マクドナルドのタイ現地法人マック・タイは、昨年売上が伸び悩んだため、タイでの新たなチェーン店の拡大を抑制することを明らかにした。親会社のマクドナルドは、昨年、創業以降初めての連結赤字を記録したこともあり、アジア太平洋地域での投資を控えている。タイでも外食産業市場の熾烈な競争を背景に、今後5年間での新規出店を15〜20店舗に抑える予定としている。

[社会]
■Λucifer、来タイ

 日本の人気バンドΛucifer(ルシフェル)が来タイした。ドンムアン国際空港に到着したタイ航空から降り立ち、タイ人ファンに向けてタイ式の挨拶ワイ(合掌)をした。Λuciferは昨年12月16日から始まったツアー終了後の解散を表明しており、タイが最後のコンサート場となる。今月19日にムアントンタニー・インパクトアリーナでライブコンサートが行われる。

■元副大臣の婦女暴行疑惑(続報)
 タイ東部トラート県公共土木工事室の臨時女性職員パクポンさん(28)がホテルの一室でソムバット元副内相に暴行されたと告発した件に対して、ソムバット氏は「暴行した事実はない。これは政治的陰謀で、パクポンさんを名誉毀損で訴える」と述べた。

 また、パクポンさんがソムバット氏の精液が付着したパンツ、ティッシュペーパー、生理ナプキンがあり確実な証拠もあると主張していることに対しても、ソムバット氏は喜んでDNA鑑定に協力すると話した。この証拠品の検査結果は約1週間後に判明する予定。

 この他、記者団から、被害届が2ヵ月も遅れたことへの質問に、パクポンさんは、「事件当時、非常に恥ずかしく被害届を出せなかった。しかし、その後もソムバット氏が嫌がらせの電話を何度もかけてきたため被害届を出すことにした」と回答している。警察は、携帯電話の通話記録をチェックすることで女性の主張が事実か確かめるとしている。

 今回の事件で、ことの発端となったパクポンさんから60万バーツを借りたというソンバット氏の弟で、国会議員を務めるチャートポン氏は、「借りたのは事実だが、これまでにパクポンさんの銀行口座に12回に分けて振り込むことで30万バーツを返済した」と、踏み倒しの事実はないと振込み明細と一緒に説明している。

 タイ国内を賑わせているこのニュースに対し、多くのタイ人はこの女性を〃ブラックメール〃と呼び、ソムバット元副内相に同情的な見方をしているようだ。

■100年以上前の船を水中で発見、その直後、村民が宝くじに当たる
 中部チャイナート県サンパヤー郡を流れるチャオプラヤー川の底から約100年ほど前のものと思われる沈没船が発見された。

 日雇い労働者で船を発見したピチャイさん(41)によると、「漁のため網を仕掛けようと水深1.5メートルほどの川底に杭を打ち込んでいたところ、どうしても刺さらない場所があった。そこで、潜って確認したところ船が沈んでいたので、他の村人を集めて引き揚げようとしたが、砂を大量にかぶっており引き揚げられなかった」と話している。

 連絡を受けた芸術局職員が川底に潜り確認したところ、長さ14メートル、幅2メートル、年式は不明だが100年ほど前の木造の船が見つかった。船が発見された直後、ひとりの村人が宝くじに当たったため、幸運の印として発見現場周辺の水際には、御利益にあやかろうとする村人が集まり、屋台が並ぶなどの賑わいを見せている。

 船体の引き揚げ作業は2月1日に行われ、現在、村人たちは引き揚げにかかる費用の募金を募っている。

■パラシュートツアーで7人が負傷
 東部チョンブリ県パタヤで、サイアム・エアー・スポーツ・スカイダイビング社が保有するジェット機が不時着し、乗客7人が負傷する事故があった。同社が手配したパラシュートツアー参加者10人のうち、タイ人パイロットのほか、英国人1人とベルギー人5人の計7人が負傷した。飛行機が滑走路から離陸する際に、エンジントラブルが発生したとみられている。