総 合

タイ各地で洪水被害

南部除き、雨季明けは今月中旬



チャオプラヤ川下流で今年最高の水位

 今月初め、タイの学校は新学期を迎えた。約一カ月の学期休暇は、雨季明けに合わせて終わるよう設けられているが、今年はまだ各地から大雨や洪水が報告されている。
 南部と北部では先月末から今月初めにかけて大雨が降り続き、一部地域は数日間に渡る洪水に見舞われた。


 内務省地方行政局市民防衛部によれば、南部ではチュムポン、ソンクラ、パッタニ、北部ではプレー、ランパン、ターク、スコータイの各県で大きな被害がでており、スコータイ市内では中心部を流れるヨム川が氾濫、ソンクラ県では水位が一・二メートルに達した地域もあった。


 中部でも大雨による洪水が発生しており、今月一日にはチョンブリ県でワニ園の外壁が損壊し、ワニが逃げ出した。何匹逃げたかは不明で、現在も捜索が続けられている。当時、付近一帯は一・六平方キロに渡って冠水しており、園から三キロ離れた水門が開かれていたため、海へ出たワニもいるものと見られている。


 バンコクでも今月に入って、何度か集中豪雨により幹線道路が冠水し、激しい渋滞が起きている。また上流で大量の雨水を集めたチャオプラヤ川の水位が上昇、五日には今年最高の一・九五メートルを記録した。


 チャオプラヤ川沿いの地区では氾濫により連日、短時間の洪水が発生している。都庁潅漑局では危険水位が上旬いっぱいは続くものと見て、住民に注意を呼びかけている。


 運輸通信省気象局が八日に発表した予報によれば、十三日頃より全国的に気温が下がり始め、南部を除いて局地的な大雨も少なくなってくるという。南部は十二月まで雨季が続く見込みだが、それ以外の地方の雨季明けはこの頃と予想される。


(小林 ゆかり 記者)



[BANGKOK SHUHO]