邦人男性
浮気したタイ人妻を殺害
浮気相手は〃トムボーイ〃
タイ警察当局の発表によると、今月七日、タイ北部・チェンマイ県で邦人男性(六〇)が短銃でタイ人妻とその友人に発砲し、妻が死亡、友人も重傷を負った。男性は発砲後、自宅でガスに火をつけ焼身自殺した。男性はウノ・カズオさんと見られ、日本大使館では身元の確認を急いでいる。
事件が起こったのは同県メーオーン郡サハコーン村のタウンハウスの一角。「近くで銃声があった」との通報を受けた郡警察が現場に急行、血まみれで倒れるタイ人女性二人を発見した。
後の調べで二人の女性はジットラー・チャイウォンさん(三二)とサムルアイ・テーチャエーイさん(三三)であることが判明。それぞれ後頭部と額に銃跡が発見され、ジットラーさんは病院に運ばれる途中で死亡、サムルアイさんは現在、意識不明の重体。
また警察による現場検証中、事件現場からおよそ百メートル離れるジットラーさん宅で爆発が発生。敷地面積一ライをこえる洋式の豪邸から火が上がったため至急消火活動が行われた。
火の手は一時間程でおさまり当局が現場を検証すると火事現場から右手に短銃を握ったままで倒れるウノ・カズオさんが遺体で発見。遺体の側には二つに割れた状態のガスタンクが発見された。
当局の発表によれば、死亡したウノさんとジットラーさんは二年前に日本で知り合い恋愛関係となり、ウノさんは定年退職した後、来タイ。当地に数百万バーツの家を建て夫婦生活を営んでいたという。
その後、妻のジットラーさんが幼馴染みでトムボーイのサムルアイさんと恋愛関係にあることを半年程前に知ったウノさんが激怒。それ以来、サムルアイさんと殴り合いのケンカを度々しており訴訟沙汰にもなっていた。
数カ月前にジットラーさんがサムルアイさんと別れることで両者の間で折り合いがつき、ジットラーさんはサムルアイさんに二度と会わないとウノさんに申し出ていたが、事件当日、ジットラーさんの行動を不信に思ったウノさんが密に自転車で尾行。
ジットラーさんが再び、サムルアイさんと密会している現場を目撃し正気を失ったウノさんは短銃を取り出し二人に発砲。二人に銃弾が命中し倒れたのを見たウノさんは自宅に戻り、狂ったように家中の物を壊した後、止めに入った近所のタイ人の制止を振り切りガス栓を開けライターで火をつけたという。
チェンマイ県では近年、定年退職を迎えた邦人男性の移住が増えつつあるが、先月、六十五歳の邦人男性がダムに入水自殺する事件が起こるなど、邦人男性が関係する事件が急増している。
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