総 合

世界健康デー

死因トップは心臓病


保健省 5年計画で禁煙を推進

 世界健康デーに当たる先月三十日、都内では健康増進を呼びかける催しが行われた。保健省によれば、タイでは心臓病が死因の第一位。若者や定年前の熟年者の間でも、心臓病による死亡が増加しているという。近年、心臓病で死亡する人は年間三、四万人、心臓疾患で治療を受ける人も三、四百万人に上っており、高血圧症も増加が著しい。心臓病や高血圧症は都心部で特に多く、同省では食生活の問題や喫煙をその原因として指摘している。

 スダラット・ケユラパン保健相はこの日、「今後五年以内に、現在二二・四%の喫煙率を二二%まで減らす」との目標を発表。特別委員会を設置して対策を検討することにしている。委員会は四つの部会に分けられ、第一部会は過去五年間の対策の見直し、第二部会は非喫煙者の保護、第三部会はタバコの包装紙に印刷する警告文の改訂、第四部会はタバコの害の周知を、それぞれ実施する。

 喫煙に関する法律としては、九二年に制定された非喫煙者保護条例、および八二年制定のタバコ管理法がある。保健省ではこれらの法律についても内容を見直す予定だ。

 タバコ消費管理協会のワラポン・プムサワディ理事長によれば、課税額の引き上げに伴う値上げによって、九五年に一人当たり年間千七十六本だったタバコの消費量は、昨年八百十本まで減少しているという。



[BANGKOK SHUHO]