総 合

 〃怪文書〃に首相憤激

「中央選管の人事に介入」


チュアン民主党党首 「追及すれば、墓穴掘るだけ」

 「タクシン首相が自分の息のかかった者を中央選挙管理委員会の委員に押し込もうと裏で画策している」との怪文書が出回っている。 これに激怒したタクシン首相は、複数の元閣僚の仕業だと決めつけ、告訴も辞さない姿勢を見せているが、最大野党・民主党党首のチュンア前首相は、「犯人を突き止めようと深入りすれば、墓穴を掘ることになる」と指摘している。

 チュアン党首によれば、タクシン首相が中央選管の委員選出に干渉していることを示す確固たる証拠があるという。同党首は、「悪行をなした者は裁かれなければならない。だが、犯人を捜し出したところで、タクシン首相は自らの過ちをさらけ出すことになり、身の破滅につながるだけだ」とも皮肉っている。

 中央選管は、国政選挙を仕切り、候補者を失格としたり、また、当選者を認定するなどの権限を持つ機関。ここに〃身内〃を送り込むことができれば、当然のことながら、選挙を有利に進めることが可能になるわけだ。現在、中央選管の新委員を選ぶ作業が進められており、十人が候補に挙がっているが、そのうち数人は政治家とのつながりが指摘されている。



[BANGKOK SHUHO]