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歯列矯正

ささのっち≠フ歯科治療シリーズ第1回


日本と比べ格安の費用--- 矯正器具はすべて欧米輸入品

 バンコクでは歯の矯正をしている若者をよく見かける。最近ではどこの歯科医院でも治療項目の一つに加えているようだ。 そこで今回、スクンビット通りにあるプロムジャイ歯科のアチャラー院長と歯矯正専門医のティーラチャイ医師に話を聞いた。

 筆者は日本にいるとき、歯の矯正をしようと思ったことがあるが費用が高いので実現できなかった。また矯正している姿が恥ずかしいことも気をめいらせた。しかし、ここタイでは芸能人が堂々と矯正し、雑誌や新聞などに掲載されている。アチャラー院長はその理由をファッションだと答える。「タイには色々な種類の矯正器具があり、若者向けにカラフルなものもあります。だから学校でいじめられるということもありません」

 若者が顔の一部である歯の矯正を積極的に行おうとするのは、容姿を気にするタイ人気質にもよるのであろうが、同時に矯正器具が豊富で選択肢が多いことも気軽にさせているようだ。ティーラチャイ先生は「タイの若者に人気のカラフルな矯正器具は五、六年前から流行っています」と言う。

 また矯正器具の品質について院長は「けっして廉価な器具を使っているのではなく、多くは日本と同様にイギリス製やアメリカ製の輸入品を使っています」と話す。歯科医師も同様に海外で勉強する人が多いそうだ。矯正医のティーラチャイ医師も、チェンマイ大学を卒業後、渡米して歯列矯正を学んだ。

 そこで技術的な点について「以前、歯の矯正は医師によってイギリス方式と、アメリカ方式がありました。ただしタイの医師の技術には個人差があります。それは日本でも各医師の治療法が違うのと同じです」とティーラチャイ医師は答える。

 矯正にかかる期間は人によって異なるが、おおよそ二年。これは日本と変わらないようである。院長は「まず無料診断を受けていただいてから、次回に歯のレントゲンや歯型を取ります。そして気に入った矯正器具を選んでいただき、治療費などを決定します」と言う。矯正器具も目立たない透明のものや、ファッション要素が含まれた色もの、また歯の裏側からするものと数多くあり費用も差がある。ちなみに目立たないよう歯の裏側から矯正すると、器具費用が高くなる上に期間も長くなり費用は十万バーツに及ぶ。

 治療費については成人で通常四万バーツから七万バーツ。日本では百万円前後するので、大変な差といえよう。

 「費用も各歯科医院によって異なりますが、総治療費七万バーツとすると、始めに矯正器具の費用一万バーツから二万バーツを払っていただきます。その後は三千バーツから五千バーツを通院のたびに支払っていただきます」と院長は言う。

 主な治療は一年程度で終わる。その後からは検査のための通院が必要になるが、治療費用は二年目からぐっと安くなる。ただし矯正する力が弱い器具を使うと、通院期間が長くなり総治療費もかさむのである。

 最後にタイで日本人が歯の矯正治療を受けたときにありがちな問題点について聞いた。それは治療の途中で急きょ帰国しなければいけないケースだ。

 アチャラー院長は「本来は同一の歯科医院ですることをお薦めしますが、やむを得ない場合は他の歯科医院でも継続が可能です。その場合、私たちは次の歯科医師に対し、手紙や資料を各個人にお渡しします」と話す。

 なお矯正についての相談は無料である。プロムジャイ歯科 02―662―6070         

(笹野 大輔)




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