フカヒレ問題
レストランが損害賠償要求
NGO---
今後の危険性をアピール
自然保護や環境保全を求めるNGO「ワイルドエイド」を相手取って、フカヒレ・レストラン四店が総額一億一千万バーツにのぼる損害賠償を求める訴訟を起こしたが、同団体は、今後もフカヒレの危険性やサメの絶滅防止を訴えてゆくとの姿勢を変えていない。
フカヒレには水銀が多量に含まれているというのが同団体の主張だが、危険性について食品薬物管理庁首脳は「普通に食べていれば問題はない」とコメント。しかし、同団体は、「これまでに集めたサンプルの中に水銀値が異常に高いものがあった」と主張している。
レストラン側の代表によれば、さらに二十店あまりが別個に賠償金を求める見通し。レストラン側の弁護士によれば、「これは複数の訴訟を起こし、ワイルドエイドを財政的に破綻させる戦略だ」ということだが、同団体のキャンペーンにより国内のフカヒレ・レストランは売り上げが大幅に落ちており、レストラン側の恨みは相当なもののようだ。
また、ドゥー・フード社のデビッド・ロー氏は、「ワイルドエイドの反フカヒレ・キャンペーンがいい加減なものだ」と批判。キャンペーンでは、背ビレを切り落とされたサメが海中を泳いでいる、哀れな姿の写真が使われているが。このサメには、最も高価な尾ビレがそのままであり、関係者であれば、でっち上げであることは一目瞭然としている。
このほか、同団体は、フカヒレの食材使用を反対する理由として、サメの減少を指摘しているが、ロー氏によれば、「人が遊泳中にサメに襲われる事故が増えていることから増加していると考える方が自然だ」と反論している。
しかし、ワイルドエイドでは、水銀値云々は科学的根拠が希薄であるせいか、サメからヒレを切り取る残酷さ、サメの減少に重点を置いて、今後もフカヒレ反対運動を続ける方針だ。
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