経 済

七月の輸出入統計

電気製品の輸出が低調


前年同月比 14・2%減

 タイの七月の輸出入実績が先週発表され、引き続きタイ経済の足踏み状態を示す結果となった。

 輸出は前月実績から二億四千五百万ドル減少し、前年同月比一四・二%減の五十一億四千三百万ドル。輸入は前月比一億六千百万ドル増だったものの、前年同月比三・八%減の五十一億四千六百万ドルだった。この結果、貿易収支は三百万ドルの赤字となり、今年四月に記録した一億三千三百万ドルの赤字以来、二ヵ月ぶりに入超を記録した。

 七月の輸出実績が昨年同期比大幅に減少したのは、昨年七月の輸出が六十億バーツと好調だったせいもあるが、引き続き世界経済の停滞、特に主要輸出先である米国と日本経済の低迷で電気製品の輸出が低調に終わったことによる。電気製品はタイの全輸出品目の中で三分の一を占める品目だけに、その減少が与える影響は大きい。

 これで今年一―七月の全輸出高は前年同期比二・三%減の三百八十一億バーツとなった。今年一年間の輸出高予想は公表先により異なっている。タイ中央銀行(BOT)は第四半期の回復を織り込んだ上でマイナス四%を予想。一方、タイ開発リサーチ機関はマイナス六・九%を予想している。商業省はBOTとは異なり、年内の経済回復を考えていない。にもかかわらず輸出成長率はマイナス二―三%に止まると予想している。タイ政府と中立的機関の立場の違いが輸出高予想数値に表れたようだ。  




[BANGKOK SHUHO]