中国・アセアン縦断鉄道
今月末にバンコクで協議
経済危機で中断した計画が復活
今月二十九日と三十日の両日、バンコクで開かれるアセアン・メコン流域開発協力フォーラムでは、中国南部の昆明とシンガポールをつなぐ全長四千キロの鉄道建設計画が話し合われる。計画が実現すれば、アセアン加盟国間、及びアセアンと中国南部を結ぶ物資輸送手段が確立されることとなる。
中国はすでに具体的な検討を始めており、三つの路線案をまとめている。第一の案は、昆明から西の大理を経て、ミャンマーを通過した後、タイ北部のチェンライ、ピサヌローク、バンコク、マレーシアを経由してシンガポールへ至るもの。第二の案は、昆明から南下してラオス領内を通過し、チェンライへ至るもの。第三の案は、昆明から東南へ向かい、ベトナムのラオカイ、ハノイ、ダナン、ホーチミン、カンボジアのプノンペンを経由して、タイには東部から入ってバンコクへ至るものとなっている。
中国政府の専門家によれば、第一の路線案は、鉱物資源に恵まれた地域の交易拡大に役立ち、第二の路線案は、メコン流域を訪れる観光客の足となり、第三の路線案は、フランス占領時代の線路の敷地を使える利点があるという。
昆明とシンガポールを結ぶ鉄道建設計画は、九五年にバンコクで開かれた第五回アセアン首脳会議で、シンガポールのゴー・チョクトン首相が初めて提唱した。このときマレーシアが具体的な検討に入ったが、九七年の経済危機により立ち消え状態になっていた。
今月末のアセアン・メコン流域開発協力フォーラムで出された意見は、十月に韓国、日本の代表を招いてチェンライで開かれる大臣級会議で発表される見通しだ。
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