携帯電話
プリペイド利用者が急増
最大手AIS―新規加入者の6割が利用
携帯電話でプリペイド・カードを購入し通話料を前払いするプリペイド・サービスの利用者が爆発的な伸びを示している。
携帯電話サービス最大手AIS(アドバンス・インフォ・サービス)のまとめによれば、同社の提供するプリペイド・サービス、「One―2―Call」の新規加入者数は七月十三日時点でポストペイド(料金後払い)・サービスを上回った。ポストペイドは毎月通話料と共に基本料金を支払うタイプのサービスの総称。
また同二位TAC(トータル・アクセス・コミュニケーション)のプリペイド・サービス、「D―prompt」では現時点で加入者総数が早くも今年初めの二倍に迫る勢いで、AISと同様ポストペイド・サービスの新規加入者数を追い越すのは時間の問題となっている。
これまでプリペイド・サービスは低所得者層を中心に利用者を拡大。そして今年に入り「One―2―Call」の新規加入者数は平均して一日七千件、月単位では二十二万件まで伸びている。これは新規のサービス加入者の半分を超える十人に六人がプリペイド・サービスに加入している計算となる。
これらのプリペイド人気を支える要因とし指摘されるのがその経済性と利便性。基本料金の支払いが不要で通話を受けるのみにも使え割安感がある。またコンビニや駅などで手軽に購入でき、外国人でも購入する際の面倒な手続きは一切ない。一方のポストペイド・サービスでは労働許可証の提示が求められ短期滞在者の購入は難しい状況だ。
またプリペイド普及の追い風となったのが七月五日より始まった電話番号の桁数改正。これまでサービス事業者は携帯電話の急速な普及で慢性的な番号不足に陥っていたことから販売拡大の路線を阻まれてきた面があった。
しかし桁数改正により事業者の番号枯渇の懸念が解消。各事業者が手持ちの電話番号を憂慮することなく大規模な販売促進プロモーションを展開することが可能となったことが価格競争の拡大につながりプリペイド普及を後押しする結果となった。
一方今後の市場動向としてもプリペイド市場は拡大を続ける見通し。しかしAISではプリペイド・サービス重視の拡大路線からポストペイド・サービス需要の掘り起こしを図る収益拡大路線へ転換を図る方針だ。
プリペイド・サービスの顧客一人当たりの収益が七百〜八百バーツであるの対し、一方のポストペイドは千百〜千二百バーツ。そのためAISでは今後通話時間の長い女性や学生を対象としたキャンペーンなどを行いポストペイド・サービス利用の比重を高めたい考え。
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