ミャンマーニュース
田中外相、政治犯釈放を求める
ハノイで開かれていたASEAN地域フォーラム(ARF)などアジア諸国の外相による一連の会議に出席した日本の田中真紀子外相は6月26日、ミャンマーのウィン・アウン外相と会談し、軍政に対して獄中の政治犯のさらなる釈放及び、民主化リーダーであるアウン・サン・スーチー氏との対話前進を求めた。また、日本政府は人道的立場による水力発電所修復のための支援の継続を確認した。
漁業協定で厳しいミャンマー政府の条件
軍政は同国海域におけるタイ漁船の漁を認める漁業協定で、厳しい条件を提示している。同協定は昨年、タイのミャンマー大使館襲撃事件で両国関係が悪化したため廃棄されたもの。タイ湾の漁業資源は枯渇しているため、タイの漁船はミャンマー海域での漁を望んでおり、両国政府はタクシン首相、チャワリット副首相のミャンマー訪問を機にその交渉を再開した。ミャンマー政府は既に漁業協定を結んだシンガポール政府と、漁獲枠の半分をタイに割り当てるよう交渉する予定。ただしミャンマー政府がタイに要求している条件が厳しい。タイ政府は漁船重量1トン当たり1100バーツを30日毎に支払う意向だが、ミャンマー政府はその他に漁獲量の25%を譲渡すること、残りの75%についてもその10%の税金を支払うこと、漁獲は漁船から専用輸送船に移しかえてタイに輸送することを求めている。漁業協定は9月に軍政のキン・ニュン第1書記が訪タイするときに締結される予定になっているが、条件交渉の難航が予想される。
120ヶ国に英語放送
ミャンマー政府は8月1日、 120ヶ国に向けて英語の衛星テレビ・ラジオ放送、ミャンマー・ラジオ・テレビ・プログラム(MRTV3)を開始した。軍政はこの放送を通じて国際的なイメージ改善に努める。ちなみに利用する人口衛星はタイのタクシン首相が経営権を持つシンコーポレーションの運営するThaicom−3。
タイ人麻薬対策関係者7人が行方不明に
7月27日、タイの麻薬対策関係者7人がタイ北部チェンライ県メーサイからミャンマー側のタチレクに越境した後、行方不明になった。ミャンマーの麻薬密造・密輸グループであるワ州連合に囚われたとか、ミャンマー軍が拘束しているなどの憶測が流れている。ミャンマー政府は7人の捜索に全力を挙げて取り組んでいると、この憶測を否定している。
国際団体が強制労働を非難
国際自由貿易団体連盟(ICFTU)のビル・ジョーダン事務局長は7月25日、タイで開かれた国際会議で、ミャンマーでは依然として年間 100万人近い強制労働が行われていると非難。また、昨年10月から続いている軍政とアウン・サン・スーチー氏との対話は何も具体的な成果を生んでおらず、まやかしに過ぎないとの見方も示した。同連盟は 145ヶ国・地域の 215の貿易団体からなり、国際労働機関(ILO)における影響力がある。
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