総 合

タイの温泉

松下 正弘


タイ各地の温泉概説

[北部]

チェンライ県
・ウエンパパオ(第九六七で紹介)
・メーチャン
 ミャンマー国境メーサイに行く国道一号線から一〇八九号線に約四キロ入った所にある。レジャー公園に大きな池が二つあり、周りは遊歩道になっている。百度の源泉が池の数ヶ所から湧き出ている。現在、間欠泉はない。温泉卵の売店などが十店ほどある。池の水温が高いので、ホーイコン(カタツムリ貝)が繁殖している。

チェンマイ県
・サンカンペーン (第九六七号で紹介)
・ルンアルン
サンカンペーン温泉の裏手にある間欠泉。サンカンペーン温泉の半分程の施設と公園が整えられている。
・ファン
一〇七号線沿い、ミャンマー国境の町タートンの手前にある山岳民族が住む地域。公園があってテントが張れる。温泉卵も楽しめる。百度の間欠泉があり、一番高く上がって約四十メートルに達する。
・チャイプラカーン
中国から移住した元国民党員(チンホー)が住む村。
・メーテン
チェンマイ市内から一〇七号線で約二時間半。九〇〜九九度の間欠泉が三十秒毎に噴きあげている。西洋人がよく訪れており、テントも張れる。

メーホンソン県
・プークロンプーナムローン
名前の通りクロン(泥)の温泉。結構温度が高い。
・パイ
メーホーソンの東、一〇九五線沿いの山岳民族が住む地域。森の中に温泉が湧いており、露天風呂がある。

ターク県
・ナムトックティーローチョー

ウタイタニ県
・ナムプーロンモートーン

[南部]

ラノン県

・ボーナムローン
マレー半島ミャンマー国境の町ラノンにある。源泉はターボタラーン寺または河原。温泉を引いているジャンソン・タラ・ホテルが人気。お湯の温度は、ホテルの風呂が四十二度、源泉が六十五度ぐらい。

まとめ

 温泉好きの日本人でも、タイの温泉はあまり利用しないようだ。しかし取材中、西洋人はどこででも見かけた。山や川が近くにあり、交通が不便なのはタイの温泉も日本と同じである。

 タイの温泉では、間欠泉が流れる温かい川に足をつけてリラックスしているご婦人たちをたくさん見かけた。また、弱い硫黄泉を飲むことができるとも聞いた。

 温泉の効能を宣伝すれば、タイ独自の方法で温泉レジャーを楽しむ人がもっと増えるだろう。サンカンペーン温泉では、子供たちが遊ぶプールがいちばん賑わっていた。今後、温泉の有効な活用や土産品の開発がすすめば、素晴らしい「タイの温泉」になることと思う。

(了)




[BANGKOK SHUHO]