女医惨殺疑惑
被害者の父親が再告訴
今度は民事で、刑事訴訟は不起訴
チュラロンコン大学病院のウィスット・ブンカセムサンティ医師は、妻の女医を殺害した容疑で逮捕されたものの、証拠不十分で不起訴処分になっているが、今度はこの女医の父親がウィスット医師を相手取って損害賠償を求める民事訴訟を起こした。
ウィスット医師は、別居していたパサポン医師を呼びだし、一緒に食事をし、その際に薬を飲ませ、大学の教員宿舎で殺害、遺体をバラバラに切り刻んで遺棄したとの嫌疑をかけられたが、検察は、「状況証拠だけで同医師の犯行を裏付ける物的証拠がない」との理由で、不起訴を決めた。
しかし、妻の父親、チョート・ワタナチェート氏の弁護人によれば、警察が検察に提出した事件の調書を開示するよう裁判所に要求。チョート氏は、パサポン女医は、ウィスット医師が患者の女性と関係を持ったことを暴露するとしていたことから、ウィスット医師には妻を殺害する十分な理由があった、としている。
なお、ウィスット医師には、妻を殺害する際、妻の失踪を怪しまれないために、勤務先の病院に欠勤届を提出したとの疑いもかけられている。警察当局は、欠勤届の署名は、パサポン女医のものではないとしているが、ウィスット医師が署名を偽造して欠勤届を提出したことが判明したとしても、私文書偽造による軽微な刑罰が科せられるだけとのことだ。
|