バンコクの中華街
フカヒレ売上激減
水銀含有疑惑は調査中
英国の環境保護団体「ワイルドエイド」が、「タイのフカヒレには人体に有害な水銀が多量に含まれている」と発表したことから、国内の飲食店ではフカヒレスープの売上が激減している。
「ワイルドエイド」の調査によれば、バンコクで購入したフカヒレの七〇%から許容量の四十二倍に当たる水銀が検出されたという。
しかしタイ科学技術研究所は、同団体の調査について「サンプルが十体と少なすぎる」と指摘。保健省医療科学局も、「保健省食品・薬品委員会から提供された二体のサンプルを調べたところ、水銀含有量は許容基準内にとどまっていた。一日三・六キロのフカヒレを食べても問題ない」と発表した。
これに対し「ワイルドエイド」側は、「食品・薬品委員会も『妊婦は食べない方がよい』とする発表内容には同意した」と反論。「同委員会が明確な見解を示さないのは、観光業への影響を考慮しているため」と述べ、新たな調査も検討している。
食品・薬品委員会は現在、二十二体のサンプルについて調査を進めており、「公式見解はすべての調査を終了してから発表する」としている。
バンコクの中華街ヤワラー通りでは、フカヒレスープを提供する料理店の売り上げが今月に入って五〇%から七〇%も減少した。料理店の経営者らは「ワイルドエイド」を非難、、新聞広告などでフカヒレの安全性を訴えている。
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