日タイ合同・タイ舞踊公演
『虹の舞・パート6』近く上演
アジア舞踊の〃新境地〃を求めて
七月十九日と二十日、タイ文化センター小ホール(ラチャダピセーク通り)で、日・タイ合同のタイ舞踊公演『虹の舞パート6』が上演される。主催は、日本・アジア芸術協会とタイ教育省芸術局。
虹の舞の公演は九一年一月、日本・アジア芸術協会(当時、日タイ芸術協会)の会長を務めるタイ舞踊家・秋元加代子さんが音頭をとり、シリントン王女三十六才の記念行事として実施されたのが始まり。タイ人が日本舞踊を、日本人がタイ舞踊を演じるなど、それまでとは一味違った文化交流のかたちを模索していった。
初めての日本公演となった第四回(九七年)には、アセアン十ケ国が参加、そのフィールドを広げていくことになった。
そして、九九年の第五回公演では、七十二歳の誕生日を迎えたプミポン国王の慶祝行事として、「二十一世紀のタイ舞踊」をテーマに舞台つくりを進めていった。日タイ両国で改めてタイ舞踊を見直そうということになり、タイ舞踊に的をしぼり、古典と新作の融合を目指した。
タイの伝統的形式を重んじながらも、舞台芸術として開花させていくことを〃課題〃とするなか、「お祭りマンボ」のタイ舞踊バージョンなど意欲的な実験作も披露された。
そして今回の第六回公演では、前回同様、舞台芸術としてのタイ舞踊を、小ホールという限られた空間のなかで、さらに追求することになる。
公演は二部構成。第一部では、「ラーマキエン物語」が上演される。この物語は古くからタイの人々に愛されている古典文学で、ヴィシュヌ神の生まれかわりであるアヨータヤの王子ラーマが、弟ラック王子と、機知に富んだ猿ハヌマーンの助けを借りて、魔王トサカンにされわれた妻スィーダー姫を救い出す、というストーリー。
ともすれば形式に走りすぎるきらいのあった、この叙事詩だが、今回の舞台では、スペースシャトルと地球ステーションの交信音や、銀河系の映像をオープニングに使うなど、映像と鏡を使った不思議な空間つくりに挑戦する。
そして第二部は、アジアボレロ。「ボレロを言えば西洋バレエ」との固定概念を離れ、名曲「ボレロ」にタイの民族舞踊を振り付けることで、独自のオリエンタルダンスを生み出していく。
今回の公演の収益の一部はタイ教育省芸術局を通じて、タイ舞踊芸術発展のために使用される。
なお、本公演は今年の十一月十五、十六の両日、東京ゆうぽうと(大ホール)でも上演されることが決まっている。
公演日時
2001年7月19日(木)午後7時〜
2001年7月20日(金)午後7時〜
会場
タイ文化センター・小ホール(ラチャダピセーク通り)
主催
日本・アジア芸術協会、タイ国教育省芸術局
後援
在タイ日本国大使館、国際交流基金、タイ国日本人会、
バンコク日本人商工会議所
出演団体
タイ王立舞踊団、秋元加代子タイ舞踊団
チケット
全席600バーツ(自由席)
チケット取り扱い
紀伊国屋書店、タイ国日本人会、国際交流基金
(倉林義仁記者)
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