テスコロータス
店内で手投げ弾が爆発
警備会社変更による遺恨
バンコクに隣接するサムットプラカン県ムアン郡シーナカリン通りに位置するテスコロータス・スーパーストアで今月一日午前零時過ぎ、店内で手投げ弾が爆発し、女性従業員が重傷を負った事件で、警察当局は同日、同店の警備責任者だった男など元軍人二人を、殺人未遂、爆発物不法所持などの容疑で逮捕した。
手投げ弾は、店内の売り場に重ねて置いたあった絨毯の間に仕掛けられており、上の絨毯を動かすと爆発するようになっていた。負傷した従業員は病院に運ばれ、治療を受けているが、テスコロータス側の説明では、順調に回復しているという。
警察当局によれば、数時間に及ぶ取り調べの中で、容疑者二人は、テスコロータス・チェーンの警備を担当していた警備保障会社「ロイヤル・ガード・グループ・ホールディング社」の社員であったこと、同社首脳に頼まれて脅しのために手投げ弾を仕掛けたことなどを認めたという。
ロイヤル・ガード社は、全国にあるテスコロータスの警備を担当していたが、テスコロータスは、同社に代えて、ジェネラル・ガード・グループ・インターナショナル社に警備を任すことを決定、先月二十六日からはジェネラル・ガード社が、事件のあった店舗の警備を担当していた。
テスコロータスが警備会社を変更したことにより、ロイヤル・ガード社では約九十人の警備員が解雇されることになっている。このため、この決定を恨んだ警備保障会社社長が、閉店間際に手投げ弾を仕掛けるよう命じた、と容疑者は自白している。
テスコロータスの経営陣はこれまでのところ、ロイヤル・ガード社との契約を停止した理由を明らかにしていないが、首都警察幹部は、以前から脅迫を受けていた可能性を指摘。テスコロータス側も、警備会社の変更を決めた後、警察に対し、バンコク首都圏にある十三店舗すべての警戒を要請していた。
テスコロータスの経営陣は、今回の事件について、「同じようなことが起きるとは考えていない。しかし、スタッフや買い物客の安全のため、事件が再発することがないよう警備をさらに強化している」とコメントしている。
テスコロータスはタイ全国で合計三十店舗をオープンしており、年内にさらに五店舗の出店を計画している。昨年売り上げは約三百四十億バーツだった。
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