インドシナニュース


カンボジア政府、アンコールワットの肖像を巡りタイに抗議

 カンボジアのシソワット文化相は「タイの航空機にアンコールワットの肖像が描かれているのをみるのはわれわれカンボジア人にとって甚だ不愉快だ」と述べ、タイ政府にデザインの見直しを求める旨の抗議文を提出したことを明らかにした。現在、タイ民間航空会社バンコク・エアウェイズでは世界遺産にも指定されるカンボジア・アンコールワットの玄関都市シェムリアップとバンコクの間を運行する航空機の機体にアンコールワットをデザインする肖像を描いている。カンボジア文化省ではさきに現地観光業者からこの件で多数の抗議文を受け取っており、抗議文の中で「アンコールワットはタイのものだと誤解する外国人観光客が増えている」と述べている。一方、バンコク・エアウェイズではこの件について、「カンボジア政府の了承を事前にえている」と反論している。

カンボジア唯一のポルノショップが閉鎖

 カンボジア警察当局は三日、同国内で唯一営業していたポルノショップへの手入れを行い、猥褻物陳列の罪で中国国籍の同店オーナーを逮捕した。同店は同日閉鎖となった。この日の手入れで大人のおもちゃやバイアグラなど数十点が押収された。

カンボジア、スズメバチに襲われ二人が死亡

 カンボジア現地紙「平和の島」の報道によれば、六月二十八日夜、プノンペン近郊の村落で村人がスズメバチの大群に襲われるという事件が起き、少なくとも二人死亡、四人が重軽傷を負った。同紙によれば、事件が発生したのはプノンペンの都心から二十五キロ離れた僻村で、突風の影響で倒されたヤシの木に巣を作っていたスズメバチの大群が近くにあった民家に押し寄せ、そこに住む家族六人に襲いかかった。事件発生後、これら六人は近くの病院に搬送された。しかし、事件発生当時一階にあるハンモックで寝ていた四歳の幼女と幼女を救出しようとした祖母が手当の甲斐なく死亡した。

カンボジア政府、特別法廷設置で国連との協議再開

 クメール・ルージュ(赤いクメール)による大虐殺を裁くための特別法廷の設置を巡って、「外国人の言いなりにはならない」と、国連との対決姿勢を強めていたカンボジアのフンセン首相だったが、カンボジア政府は三日、前日とは一転し、同法廷設置に向け国連との協議を再開する意向を表明した。これまで同政府はイエンサリ元副首相をはじめとする当時虐殺に関与したとみられるポルポト派元幹部への訴追に対して消極的な姿勢を示しており、設置法案成立後の協議を求める国連との対立を深めていた。また、フンセン首相は同日、「二カ月以内に同法案の修正案を可決する」と述べ、同法廷の早期実現に向け前向きな姿勢も示している。

プノンペンで爆弾テロ発生

 カンボジアの首都、プノンペンの中心地で四日、二件の爆弾テロがあり、計三名が死亡、十名以上が負傷した。最初の爆発は午前十一時頃、都内のメインストリートのモニボン通りに面した香港ホテルの一階で発生、五名が負傷した。二件目はその一時間後、香港ホテルからおよそ四十メートル離れたフェイバー・ホテルの四階の客室内で爆発、三名が死亡、数名が負傷した模様。現在のところ情報が錯綜しているが、爆発前には両ホテルと警察にテロリスト・グループを名乗る男から脅迫の電話が入っていたという。また、二件目の爆発の後、フェイバー・ホテルに爆発物を設置したとの電話が警察に入り、十万米ドルを要求されたという。このため、カンボジア警察は爆弾処理班に至急ホテル内の探索させたが爆弾は発見できなかった。これについて、プノンペン警察は政治テロではなく金目当ての脅迫と見て調査を続けている。


[BANGKOK SHUHO]