BMG、地場音楽会社を買収
大手音楽会社のBMGエンタテイメント・ネットワークはタイのベーカリーミュージックを買収する。BMGは昨年ベーカリー株の二割を取得していたが、今回出資率を五割に引き上げる。BMGは両社の経営を段階的に統合していく方針だ。
BMGは両社の事業所を一か所に集約し、ベーカリーの人員削減を進める。また、ベーカリーの販売子会社はBMGの販売部門に統合される。ベーカリーのクリエーティブ部門は存続することが決まっている。
違法コピーの氾濫で、タイの音楽会社の経営は難しくなっている。特にCDやビデオCDのコピー商品は大量に出回っており、音楽会社の中には値下げを余儀なくされるところもでてきた。またタイの消費者は娯楽に使う出費を減らしていることも影響している。大手のグラミー・エンタテイメントでさえ、今年上半期には五パーセントの売上減を記録している。
ベーカリーも経営見通しを下方修正せざるを得なくなっている。二〇〇〇年は一億二千万バーツを見込んでいるものの、二〇〇一年には八千万バーツ超に落ち込む見通しだ。今後はBMGの販売力や経営資源を最大限に生かし、音楽制作に専念する。
ベーカリーはタイにおけるJポップブームの草分け的存在。音楽のほか、テレビ番組制作やティーンエージャー向け雑誌「KATCH(キャッチ)」の出版を手がけている。
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