総 合

犠牲者の追悼式開催---タマサート大学に石像建立

血の水曜日事件


   今月六日、一九七六年十月六日に起きた「血の水曜日事件」の犠牲者を追悼するため、当時の学生運動家や遺族など関係者およそ二百人がタマサート大学に集まった。事件から二十四年目に当たる今年は、事件を記念する石像が建立され、僧侶による落成式も行われた。

 「血の水曜日事件」は、独裁や腐敗を非難されて七三年より国外に亡命していたタノム元首相が帰国したことに学生や市民が反発、タマサート大学に集まっていたところを、国境警備警察に共産主義者として虐殺された事件。死者や行方不明者は百人を越えると見られているが、政府の公式発表はその半数にとどまっている。

 追悼に集まった関係者は「犠牲者は祖国を改善しようとしていた。共産主義者であったにせよ、尊重されなければならない」と述べ、人々に事件を忘れないよう呼びかけた。

 チュラロンコン大学政治学部でも五日、同事件で犠牲となった当時の学生の追悼式が行われている。


[BANGKOK SHUHO]