インドシナニュース
●メコン川流域
集中豪雨で270人が死亡
七月末からの集中豪雨によりメコン川流域で大規模な洪水が発生、九月二十七日現在までに少なくとも二百七十人が死亡した。ベトナムではメコン川下流にあるアンザン省で水位四・九メートルを記録、全国で二百万人以上が家を失い、九十四人の死亡が二十四日までに確認された。カンボジアでは約百四十人が死亡、二十七万ヘクタールの農地に被害が及んだ。またラオスでも約一万八千五百世帯に影響を与え、四万八千七百ヘクタールの農地が水没した。さらにタイでも北部・東北部で多数の被災者が出て、約三十人が死亡した。水害地域の水位は下がってきているものの、避難民への援助や水害による伝染病の広がりが問題となっていることから、各国ではその対処に急いでいる。また国際赤十字社・赤新月社連盟では、東南アジア全体で四百二十万ドルの支援を要請したことを明らかにした。
●ベトナム
観光客、19.9%増
今年一月から八月の間にベトナムを訪れた外国人観光客は総数百四十三万人で、昨年同期比で一九・九%増加したことが政府のまとめた統計で明かになった。これによる観光収益は五億九千万ドン、昨年同期比一二・三%増となった。外国人観光客が滞在中に費やす金額は一人当たり平均三百ドルで、やはり安く旅行ができる点に人気が集まっているようだ。政府は年末までに観光客数が計二百万人に達するだろうと予測している。
●カンボジア
原油高、タクシードライバーがデモ
原油価格高騰によるガソリン価格値上げに反対するカンボジア国家自由貿易労働組合とタクシードライバーらが、首都プノンペンで抗議デモを行った。抗議団体はカンボジア政府に対し、ガソリン価格を現在の二千三百リエルから千五百リエル(約十七バーツ)へ引き下げと、政府が来月予定している電気・水道料金引き上げの中止を要請した。デモはカンボジアで禁止されているが、これによる検挙はなかった。
●ラオス
行方不明の総理府相、スイス渡航か
ラオスのカムサイ・ソウパノウボン総理府相が、八月にタイへ訪問した後行方不明となっている。ラオス警察によると、カムサイ総理府相は八月十五日にフランクフルトからタイへ入国していることが明らかになっているが、その後の行方は分かっていない。しかし同氏は在タイ・スイス大使館でビザ申請をしていたことが判明しており、タイを出国した形跡はないもののスイスへ渡航した可能性もあると見られている。在タイ・ラオス大使館は、タイ側にカムサイ総理府相の捜査をまだ要請していない。
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