地商銀 定期預金金利引き下げへ
退職生活者は〃憤慨〃
先週のサイヤム・コマーシャル・バンク(SCB)による定期預金の金利引き下げを皮切りに、地場商業銀行各行は相次いで金利引き下げに踏み切った。金利の引き下げ幅は〇・二五%。地商銀上位行の定期預金金利は軒並み三ヶ月・六ヶ月定期が年利三・二五%に、十二ヶ月定期が年利三・七五%に引き下げられた。
地商銀各行は今回の利下げ要因について、五千億バーツに及ぶ金融システム内の過剰な流動性を削減するためと説明しているが、今回の利下げが利息所得を主な収入減とする退職生活者の家計に及ぼす影響は深刻だ。
預金金利の実質的なレートは、金利所得に対する課税の十五%、さらに物価変動をインフレ目標の二%を加味して換算した場合、三ヶ月・六ヶ月定期の実質的な年利はおよそ〇・七六%、十二ヶ月定期はおよそ一・一九%と非常に低い水準となっているためだ。
また、金融機関の金利動向予測では、下半期も金利の低下傾向は持続、低金利時代は来年以降も続くとの見通しが根強いことに加え、今後バーツ安が進行し対ドルレートが四十二バーツ台、インフレ率が三・五%を超える事態を想定すると、実質金利がマイナスになる懸念すらあるため、エコノミストらからは退職生活者を対象とする国債発行や退職生活者のための特別減税措置など、政府の早急な対策が必要だとの声が挙がっている。
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