20人が炭疽病に感染
密輸羊が原因−−−ピチット県
ピチット県からの報道によれば、同県ではミャンマーから密輸された約三百頭の羊が原因で、家畜の伝染病「炭疽(たんそ)病」に、これまでに少なくとも二十人が感染しているという。
保健省伝染病予防局局長のソムソン・ラックパオ医師によれば、「炭疽病に感染した羊がピチット県内で処理され、販売されたことで、人に感染したものだが、その食肉処理場がどこか、どの市場に卸されたかなどが分かれば、炭疽病の感染拡大を防止するために適切な対策を講ずることができる」ということだ。同局では、ナコンサワン県の市場にも問題の羊肉が出回っている可能性があるとして、調査を進めている。
炭疽病は、牛、馬、羊などの草食家畜が比較的頻繁に感染する急性伝染病。症状としては脾臓が腫れと皮下漿液出血性浸潤が特徴とされる。この病気は、人間にも感染し、皮革業者などの職業病の一つとされている。また、皮膚に潰瘍が生じた場合、菌が血中に入り敗血症を起すこともある。脾脱疽、炭疽熱とも呼ばれることもある。 ピチット県では、羊の肉を食べた約二百五十人が県立病院を訪れている。このうち感染が確認された二十人が入院し、治療を受けているが、病状はいずれも軽いという。
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