ミャンマーニュース


ミャンマー、HIV感染者が激増
 4800万の人口を抱える軍政統治下のミャンマーでは、HIV感染者の増加が深刻化している。国連の調査(95年度の統計)によれば、ミャンマー国内におけるHIV感染者は概算でおよそ44万人だが、「現実的にはこの数値の2倍以上だろう」と国連関係者は嘆いてる。感染者数の増加傾向は近年の隣国タイへの出稼ぎやヤンゴン都内におけるナイトスポットの増加などとともに、急激な増加傾向を示している。しかしこうした現状への軍政当局の対応は鈍く、軍政NO3のキン・ニュン第1書記は「ミャンマーのイメージを壊すための反体制派によるプロパガンダだ」と実情を否認しており、一時90年代にHIV感染者数が100万人(総人口約6千万人)に達し、政府によるその後の積極的な措置により感染者数が激減したタイとは全く好対照となっている。

海賊版CDの密造工場をタイ・ミャンマー国境に乱立
 経済紙「プーチャッカ―ン」によると、黄金の三角地帯での麻薬生産をとりしきるミャンマーの少数民族ワ族が、麻薬取引により得た豊富な資金力を背景に、タイ・ミャンマー国境の町タチレク(メーサイ対岸の町)で海賊版CDの密造工場を建設している。すでに生産能力は1日当たり10万枚で、6ヶ月後には10万枚に達すると見られ、年間4千万枚の生産が可能となるといわれている。現在建設中の工場では音楽CD、VCDはもちろん、DVDの製造も可能で、ここで密造されたCDは、タイを中心に中国を含めインドネシア全域へ密輸されるものと同紙は報告している。

ミャンマー軍政、麻薬の公開焼却を実施
 ミャンマー情報筋によると、ミャンマー軍政の法務執行関係局は今月23日、ミャンマー国内で押収されたアヘンをはじめとする麻薬(13億米ドル相当)の公開焼却をヤンゴン郊外で行なった。この式には軍政関係者、各国大使、ならびに国連代表も列席した模様。

チュアン首相、タイ最大の難民キャンプを視察訪問
 政府筋によると、チュアン・リークパイ首相は来月1日、タイ国内で最大規模を誇るミャンマー人難民キャンプへの視察を実施する。今回首相が視察に訪れるのは3万人以上のミャンマー人難民が生活をするターク県ター・ソン・ヤン郡のメー・ラ難民キャンプで、スリン・ピスワン外相や国連難民高等弁務官(UNHCR)関係者も視察に同行する予定。現在タイ国内には、推定で12万人に及ぶミャンマー人(大部分はカレン人)難民が劣悪な環境下でのキャンプ生活を強いられている。


[BANGKOK SHUHO]