インドシナニュース


●ベトナム

二度目の恩赦、今度は八千人
 情報筋によると、ベトナム政府は九月二日の独立記念日に七千人から八千人にのぼる囚人を赦免する予定だ。今年四月三十日にはベトナム戦争終結二十五周年を記念して一万二千二百六十四人の刑罰が赦免されており、合計で二万人が大赦されることになる。また次回の大赦リストには、今年四月に麻薬密輸容疑で死刑を受けたベトナム系カナダ人女性の母親(現在終身刑を言い渡されている)も入っているという。

貿易赤字膨らむ
 今年上半期の貿易赤字は六億七千七百万ドルで、昨年上半期の二億三千万ドルから一年で大幅増となったことが統計総局の発表で明らかになった。輸出額は昨年同期比二六%・二%増の六十四億三千万ドルだったのに対し、輸入額はそれを上回る同比三二・九%増の七十一億ドル。輸出は主に生産機械、石油精製品、生産機械、鉄鋼などが幅を占めた。一方輸出は外資系企業によるものがおよそ三十億ドルで、地場企業とほぼ同じ割合だった。輸出額の割合が最も高かったのは原油で、六カ月間に七百万トンが輸出、総額十四億ドルをもたらした。

初の証券取引所、システムに問題発覚
 七月中旬より証券取引が開始予定となっているベトナム初のホーチミン証券取引所で十九日、電力供給システムに問題が発見された。この日、証券取引委員会は取引システムのテストをする予定だったが、テスト準備中にシステムに問題があることが発覚、結局テストは延期となった。


●カンボジア

三千人の衣料工員がデモ、警備員が発砲する惨事に
 衣料工場の労働者が十八日、賃金引き上げなどを要求するデモを行い、その影響で他の工場からも参加者が急増し労働争議が激化している。また二十二日にはデモ参加者に対し工場の警備員が発砲し三人にケガを負わせるという事件が起きた。デモを決行したのはユンワ・インダストリアル社の労働者で、月給をこれまでの四十ドルから七十ドルに引き上げること、労働時間を短縮すること、工場の安全を保証することを要求。二十八日現在もストライキを続けている。外国企業が経営する多くの工場では、労働基準法を無視した行為が問題視されている。なお、発砲事件に対する処罰については明らかにされていない。

「拷問を禁止せよ」人権団体が批判
 カンボジアを代表する人権団体、カンボジア人権促進・保護連盟(LICADHO)が作成した報告書によると、カンボジアでは以前として拷問が行われており、加害者はそれに対し刑罰を受けずにいるという。この報告によると、拷問が最も頻繁に行われているのは警察署や刑務所内で、囚人をムチのような物でぶったり、プラスチックバックで顔を覆い呼吸困難にさせたりするなどの悪行為が行われているという。

下着姿の強盗グループ
 現地新聞「プノンペン・ポスト」の報道によると、下着姿にライフルやナイフを武装した若者グループによるレイプ及び強盗事件が首都プノンペンで多発しているという。警察によれば五月より同グループによるレイプ事件は二十件以上通報されており、娘をレイプされた被害者の一人は「下着だけ着た十人程の若者がいきなり我が家に侵入し、貴金属と娘を奪っていった。彼らは最新のAK−四七Sを武装していたが、服は下着だけだった」と証言している。


●ラオス

ナムルーク発電ダムが稼働開始
 日本国際開発銀行(JBIC)とアジア開発銀行(ADB)との融資によりソンブーン特別区に建設されたナムルーク発電ダムが十七日、稼働を開始した。総工費一億千四百万ドルを掛けたダムの発電能力は六十メガワット。多くはタイとベトナムへ輸出され、年間七百万ドルの外貨収入が見込まれている。


[BANGKOK SHUHO]