総 合

警察庁長官人事   人選で意見の対立

バンヤット副首相 「依怙ひいきはしない」


 プラチャ・プロムノック氏が入閣のため先日、警察庁長官を辞任したのを受け、後任長官の人選が始まったが、人選方法を巡り、バンヤット・バンタタン副首相兼内相と警察委員会の意見が対立している。

 今月十九日の協議では、バンヤット氏は余計な時間をかけないために長官と副長官を同時に選出することを提案したが、これに対して、警察委員会は、まず長官を選び、後日、副長官を選出すべきだと主張、話し合いは平行線をたどった。

 通常、新長官は、副長官の中から、年功序列などを考慮して選ばれている。今回は、経歴などから判断すると、ポンサク・ドゥロンカウィブン警察大将が新長官に最有力とされている。しかし、スントン・サイクワン副長官がバンヤット氏に近いことから、従来の「慣例」が反故にされる可能性も否定できないでいる。バンヤット氏は、依怙ひいきはしないと明言しているが、具体的に人選に関しては、コメントを控えている。

 このためバンヤット氏は、ウィサヌ・クルアンガーム内閣官房長官に対し、関連法に照らして新長官をどのように選出すべきか、助言するよう要請。このため新長官の人選は、官房長官からの回答を待つことになった。

 一方、プラチャ前警察庁長官は、まず警察委員会が複数の長官候補を選び、その中から新しい長官を決定するのが伝統的なやり方だと指摘したが、長官と副長官を同時に選ぶべきかどうかには言及しなかった。


[BANGKOK SHUHO]