南部プーケット 観光船、沖合で炎上沈没
海上警察 120人を無事救出
今月十二日午前九時頃、南部のリゾート地プーケット島からピピ島に向かった観光船「キング・クルーザー」が、プーケット島の沖合三キロのアンダマン海上で火災を起こし、約二時間後に沈没した。全長三十四メートルのこの船には、乗務員と外国人旅行者約百二十人が乗っていたが、火災の連絡を受けた海上警察により全員無事救出された。
海上警察では、三隻のボートを横付けして救出作業に当たったが、その最中にも船の燃料タンクが爆発する危険性があったとしている。
機関士の話によれば、午前八時半頃、機関室から火の手が上がり、消火を試みたものの木造の船体に燃え広がっていったという。警察では火災の原因を、機関室の漏電または燃料漏れと見て、船長と機関士から事情を聴取している。
船を所有するシング・プーケット社では「火災を起こした『キング・クルーザー』は保険に加入していなかったが、乗客は全員個々に保険に加入していた」と述べている。これら乗客はヨーロッパや香港から観光に訪れていたもので、事故後も予定を変更せずに旅行を継続した。
タイで近年起きた観光船の事故としては、九八年十月南部スラータニからサムイ島に向かう途中、定員を超える人数を乗せていた船が沈没、外国人旅行者を含む十八人が死亡した事故のほか、昨年十月バンコクのチャオプラヤー川でボートが転覆し、シンガポール人旅行者四人が死亡した事故がある。
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