総 合

遮光フィルム取り締まり開始

パトカー80台が〃違反〃


貼り替えには90万バーツ必要

 警察では今月一日より、車両の窓ガラスに貼られた遮光フィルムの取り締まりを開始。遮光度四〇%以下のフィルムを貼った車両にはこれを剥がすよう警告を与え、一年後から千バーツの罰金を課すこととなった。しかしこの規則の施行後、約八十台のパトカーについて違反が見つかっている。

 これらのパトカーは、犯人を照会したり、他のパトカーの位置を確認するためのコンピュータ機材を搭載したもの。機材を直射日光から保護するため、窓に濃い色の遮光フィルムが貼られていた。

 首都圏警察のユクリット・パトチムサワット副長官は「遮光フィルムの取り締まりに例外は認められない」と表明。「パトカーも再度の検査でフィルム濃度が違反とされれば、これを剥がさなければならない」と述べている。

 取り締まりが始まった現在、これらパトカーの使用は一時的に中止されている。ユクリット副長官によれば、基準に合った遮光フィルムに貼り替えるには、約九十万バーツの予算が必要だという。

 車窓の遮光フィルムの取り締まりは、五年前に計画されて以来、反対を受けてたびたび見送られきた。今回も実施直前に首都圏警察の交通担当者が「遮光度の検査器が二十三個しかない上、規則に不備がある」として強く反対。一般からも「フィルム貼り替えに伴う金銭的負担が大きい」、「暑い国に濃い色のフィルムは欠かせない」などの声が上がっていた。

 先月三十日の閣議ではバンヤット副首相兼内相が「これ以上延期すれば、政府の姿勢が疑われる」と述べ、今月一日からの施行が決定された。しかし今月六日の閣議では、再び罰金などについて見直しが必要とされ、この規則に関する調査委員会が設けられることになった。


[BANGKOK SHUHO]