新上院議員 セミナー開催で温度差
ウィラポン氏の講義に「待った」
タイ初の上院議員選挙でこれまでに当選が確定した百八十八人による非公式会議が五月二十五日に開かれたが、ここで、上院議員を対象とした一連のセミナー開催で意見が対立した。五回にわたるセミナーは、各界の専門家を招いて、現在国が直面している問題について説明してもらうというものだが、五月二十六日に予定されていたセミナーでは、ウィラポン・ラマンクン元副首相が経済問題についてレクチャーすることになっていた。
ウィラポン氏は、以前からチュアン内閣の経済再生策を批判しており、最近では、タイ中央銀行の準備金口座の統合計画に異を唱えている。関係筋によれば、このため、現在の与党政党とつながりのある上院議員の多くがウィラポン氏のセミナーに反対した、という。 与党・国家開発党を離れて立候補し、今回上院議員に選ばれたプアンレック・ブンチエン氏は、「上院議員は経験、知識の豊かな人たちであり、このようなセミナーは必要ない」と述べるとともに、「上院は中立であるべきであり、ウィラポン氏を招いてのセミナーはこの点でも問題がある」と指摘した。
しかしその一方、様々な意見に耳を傾ける必要があるとの観点からセミナー開催に賛成する声も聞かれた。
セミナー開催については、賛否両論が展開された後、採決が行われ、ウィラポン氏を招いての第一回セミナーは延期するものの、その他の四回のセミナーは予定通り開催することが決まっている。
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