ミャンマーニュース
NLD、1990年総選挙圧勝から10年
アウンサン・スー・チー女史率いる国民民主連盟(NLD)が1990年に行なわれた総選挙で圧勝してから、27日で10周年を迎えた。ミャンマーやタイでは同日、10周年を祝うためのセレモニーや祖国の民主化を要める集会が各地で開かれた。ミャンマーとタイの国境付近の町ミャワディーでは、ミャンマー最大の反政府組織カレン民主連合(KNU)を始めとする13の反政府組織が終結、軍政に対し民政移行の即時実施を要求する声明を世界に向け発表した。その他、カレン人難民キャンプのあるタイのラーチャブリー県マニロイでもタイ警察当局の監視下、民主化を要求する集会が行なわれた。
タン・シュエ首相、病気でダッカ訪問をキャンセル
消息筋によると、ミャンマーの最高実力者タン・シュエ首相兼議長は今月28日、同日にダッカで予定されていたバングラデシュ外相との会談を病気を理由にキャンセルした。タン・シュエ首相の会談キャンセルについて軍政スポークスマンは「医師の勧告に従ったもの」と発表している。なお、今回のバングラデシュ訪問は3日間の滞在が予定され、海域内の国境画定協議やイスラム教徒難民問題などについての会談がもたれることになっていた。
人権擁護組織、ミャンマー・バングラデシュ政府に回教難民の対策を求める
人権擁護組織「ヒューマン・ライト・ウォッチ」は今月30日、ミャンマー・バングラデシュ両政府に対し、両国間で懸案となっている少数民族ロヒンジャー族の難民問題について、早急に具体策を講じるように求めた。ロヒンジャー族はバングラデシュとミャンマーのアラカン州の国境地帯に移住するベンガル系のイスラム教徒で、不法越境民として歴代のミャンマー政府から問題視され、不当な扱いを受けてきた。91年と92年にはミャンマー政府の人権弾圧から逃れるため25万人に及ぶロヒンジャー族民がバングラデシュに避難、その後国連高等難民弁務官事務所(UNHCR)の指揮のもと、ミャンマー本国への送還が行なわれたが、現在でも2万2千人のロヒンジャー族民がバングラデシュ内の難民キャンプでの生活を強いられている。
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