クルンタイ銀行、携帯電話料金の電子決済開始
大手2社と相次いで契約
政府系クルンタイ銀行は、UCOM系携帯電話サービス事業社トータル・アクセス・コミュニケーション(TAC)の携帯電話料金を、インターネットを通じて決済することに合意。今月十五日、TAC及び電子商取引を仲介するサイアム・リレイ社、サービスを提供するその子会社サバイ・ネット・コム社と契約を交わした。
TACはアナログ八〇〇方式とデジタル一八〇〇方式の携帯電話についてサービス事業を行っている。これらの方式の携帯電話料金は、今後TACウェブサイトの料金支払いシステム、SPGS(Secure Payment Gateway System)を通じた決済が可能となる。SPGSを利用するには、事前に登録してIDをもらわなければならないが、登録料は無料。ただし支払い方法は、クルンタイ銀行発行のビザカード、マスターカード、クルンタイ銀行のデビットカードの使用に限定されている。
TAC販売部のジュトゥロン・ヒマトンカム部長は「支払いが二十四時間可能になったことは、利用者にとって非常に便利なこと」と述べている。このシステムでは午後六時以降の支払いは翌日扱いとされ、また一部払いや前払いも受け付けるという。
タイ国内で携帯電話サービスを提供する大手事業社としてはTACのほかに、デジタルGSM方式とセルラー九〇〇方式を取り扱うシナワット系のアドバンス・インフォ・サービス(AIS)がある。クルンタイ銀行はAISについても、すでに先月から同様の料金決済サービスを開始している。AISのソムプラソン・ブンヤチャイ社長は「インターネットを通じた料金の支払いはまだ少ない。しかし今後、新しい方式として徐々に普及していくだろう」と語っている。
携帯電話サービス事業の大手二社と契約したクルンタイ銀行のパイロート・ワロパス副頭取は、これからもネットビジネスに積極的に取り組む方針を表明している。
携帯電話の電子決済システムは昨年、サイアム・コマーシャル銀行(SCB)がAISのデジタルGSM方式についてタイで初めて導入した。同行も料金の支払い方法は、SCB発行のビザカードとマスターカードに限定している。
(チャットケーオ・ティアンケーオ記者/小林ゆかり記者 )
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