インドシナニュース


●カンボジア

ADB、政府への融資延期を検討
 アジア開発銀行(ADB)は、カンボジア政府が国際コンソーシアムのソシエテ・コンセショナリー・デ・ラ・アエロポート(SCA)にシエムリアップ空港の管理・運営事業の委託契約をADBの承認なしに結んだことに対し、「ADBが融資する同空港の拡張事業の条件に反する行為であり、融資の払い込みを延期することも有り得る」と警告した。ADBによれば、同行は千四百万ドルを融資する条件として、カンボジア政府が同事業に関する契約を結ぶ際にはABDより承認を得ることを取り入れていた。しかし政府はこれに対し「ADBが政策に口を出す権利はない」と反論している。一方SCAは、シエムリアップ空港の拡張工事を七月から着工する予定だが、ADBの結論が出るまでしばらく身動きが取れなくなりそうだ。


●ラオス―タイ

国境問題対策会議―結論出ず
 悪化しているラオス―タイ国境地帯の治安問題、及び麻薬密輸問題について、二国の代表による話し合いが二十二日、バンコクで行われた。ラオスのチョウマリー・サヤソン副首相兼国防相は会議後、「(麻薬密輸やテロ行為で)問題となっている少数民族モン族の反政府組織の多くは、タイのスラブリ県を活動拠点に置いている」とタイ政府の入国管理のあり方に不満を示した。これに対しタイ政府は「政府はモン族の支持をしていない」とこれ否定、「バスポートを所持するモン民族を、タイへ入国させないわけにはいかない」と説明した。一方タイ側は、国連難民キャンプから大勢のモン族難民が逃げていることを指摘、しかしラオス政府は「そのような情報は確認していない」と事実関係を明らかにしなかった。


●ベトナム

ベトナム―豪国共同のメコン橋が開通
 ベトナム南部のメコン・デルタ地帯に最長の橋が開通した。長さ一・五キロ、高さ三十七・五メートル(水面から橋中央の径間)のつり橋「ミトゥアン橋」は、ホーチミンから南へおよそ百二十キロのティエン川に建設され、豪国の国際開発庁が総工費九千万豪ドルの三分の二を出資した。豪国が援助したインフラ事業の中では最大級で、これにより同地域からホーチミンへの交通時間は三時間短縮される。アレキサンダー・ダウナー豪外相は二十一日、ファン・バン・カイ首相と共に開通式に出席し、「この橋はメコン・デルタ地域の開発、そしてベトナム経済の発展を促すことになるだろう」と述べた。


[BANGKOK SHUHO]