ミャンマーニュース


EU、140名をブラックリストに
 欧州連合(EU)は軍事政権に対する制裁措置として、140名の政府関係者の欧州諸国入国を禁止すると発表した。このブラックリストにはウィン・アウン外務大臣も含まれ、EU諸国への外交訪問ができなくなる可能性がある。東南アジア諸国連合(ASEAN)関係者の間では、EU・ASEAN合同で行われる会議に支障をきたす、という危惧が広がっている。EUはミャンマー政府から距離を置く方針で、段階的にさまざまな措置を発表している。先月、ミャンマーへの武器輸出を禁止する措置をとったのをはじめ、軍事政権関係者の国外資産を凍結を決めている。一連の措置は軍事政権に圧力をかける目的で行われ、一般のミャンマー市民に対しては適用されない。

反政府団体、ADBを糾弾
 ミャンマーの反政府団体、全ミャンマー学生民主前線はタイ・チェンマイで開催されたアジア開発銀行(ADB)総会の会場で抗議活動をおこない、ADBはミャンマー軍事政権に借款供与すべきでない、と主張した。学生民主前線は借款供与が軍事政権の延命に貢献するに過ぎないとし、民主化の過程を遅らせるものであると糾弾した。ミャンマーに対しては開発プログラムのほか、麻薬禍根絶のための借款が提案されている。しかし、一部の資金は他の目的に流用される可能性もある。

最高裁、NLDによる訴えを棄却
 ミャンマー最高裁判所は、アウンサン・スーチー女史率いる国民民主連盟(NLD)が軍事政権を訴えていた件を却下した。NLDは昨年、軍事政権によるNLDメンバーの不当逮捕を取り消すよう求めて訴えを起こしていた。訴えられていた人物の中には軍諜報を統括するキン・ニュン中将や、ティン・ライン内務大臣ほか27人の軍事政権幹部が含まれていた。昨年10月に一度、最高裁は訴えを却下する決定を下したが、NLDは特別再審請求を起こしていた。

兵士3人が処刑される
 ロイター通信によると、カレン国家前進党(KNPP)はミャンマー北部カヤ州でミャンマー政府軍兵士3人を処刑したと発表した。ロイター通信が入手したビデオテープには、3人の兵士が尋問されている光景が映っており、その直後に処刑された模様。KNPPの説明によると、兵士らはミャンマー北部で捕虜になるまで、村落でケシ栽培に従事していたという。


[BANGKOK SHUHO]