曲芸象、観客を殺傷
餌でからかわれ牙で攻撃 --- パタヤの観光施設
四月二十四日午後四時頃、チョンブリ県の観光施設で象のショーを見ていたイギリス人女性が象に襲われて死亡した。
事故が起きたのはリゾート地パタヤの南、サタヒップ地区にあるノンヌット・ガーデン。象のショーがほぼ終わり、観客が象に餌をやっていたところ、興奮した一頭が客席にいたアンドレア・テイラーさん(二十三)の腹部を牙で突き刺して踏み付けた。一緒にいたアンドレアさんの妹(二十)と父親(五十二)も助けようとして襲われ、妹は牙で刺されて重体、父親は右足を骨折している。アンドレアさんら三人は、タイ人の友人三人とともにノンヌット・ガーデンを訪れていた。
アンドレアさんの父親は警察の調べに対し「近くにいた中国人観光客の団体が象にバナナを見せびらかして食べさせない悪ふざけを繰り返していたところ、怒った象が突然攻撃してきた」と述べている。一方、事故を目撃した職員は、テイラーさん一家も一緒に象をからかっていたと証言している。
ノンヌット・ガーデンは被害者に対し、事故に関する一切の補償を約束。二十六日にはタイ政府観光庁を監督するパウィナ・ホンサクン国務相が、被害者を直接見舞いに訪れた。
観光地パタヤでは約三百頭の象が飼育され、観光施設のショーに出演している。パタヤのピラワッタ・スティタムロンサワット市長は二十六日、ショーの興行主を集め、安全対策を協議した。
|