ディスカウントストア、出店功勢
都心部 中間層奪われる百貨店
消費回復の波をとらえようとするディスカウントストアの都心部への出店功勢が加速してきた。従来のディスカウントストアは低所得者層をメインターゲットに郊外に店舗を構えるかたちをとっていたが、消費者の節約志向を追風にデパートの客層である中間所得者層の取り込みを図るというのが狙い。売上が低迷するデパート業界では淘汰が進むものと思われる。
ラマ四世通りにオープンした「ロータス」はディスカウントストア業界としては初の二十四時間営業を開始。店内にはファーストフードに加えて銀行やレンタルビデオ店も兼ね備える。内装やディスプレイは一新され、よりデパートのコンセプトに近づき、高級感・清潔感を前面に押し出している。
また、ラマ四世通りはシーロムやサトン地区のビジネス街で働く中高所得者層やクロントイ地区で生活する低所得者層とあらゆる階層の所得者をターゲットにできるロケーション。さらに、周辺のナイトライフの場で夜の仕事に従事する階層をも視野に入れた「二十四時間営業」と、マーケティング戦略の斬新さが光っている。
一方、百貨店業界では「ロビンソンが債務再構成のため事業縮小中、売上は依然回復していないうえ、倒産の噂が流れ有能な職員が足早に職場を去っている」(現地タイ字紙)など、ディスカウントストア勢に対し、形勢はますます困難になっているようだ。
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