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CAT
国際郵便物件数が半減

今年 業績目標は10億バーツ赤字


 タイ通信公社(CAT)の統計によると、国際郵便(小包を含む)の取扱物件数が過去五年間でおよそ五〇%減少したことが明らかになった。これによると、一九九五年度末におよそ一億六十万個の小包が海外へ郵送されたのに対し、その数は一九九六年に九千五十万個に、そして昨年には六千百三十三万個まで減っている。

 これはタイにおける情報化社会の発展に伴い、インターネット及び携帯電話の普及が従来の郵便サービスに取り変わるかたちになってきているからであろうか。インターネット・アソシエーションの調査によれば、昨年までのインターネット人口はおよそ百二十万人で、今年中に百五十万人に膨れ上がると予測されている。  

  しかし、ブティポング・モレーチャートCAT郵便部副部長によると、国際郵便の取扱物件数減少はインターネットの普及が主因ではないと説明する。

 「インターネット人口の増加は、逆にCATに利益を生み出している。インターネットを通じて企業間での取引が活発になり、請求書などの郵便物が増加したからだ」同氏はそれよりも、国際郵便を取り扱う運輸業者との競争が激化していることが原因としている。

 現在タイには、DHL、TNT,エアボーン、FedExなど約十社の運輸業者が進出している。FedExによるとタイはたいへん重要な市場であり、タイの運輸業者と提携しサービス地域の拡大に乗り出す計画を進めている。この影響でCATの昨年の業績は十二億バーツの赤字であった。また今年の業績目標については、十億バーツ以内の赤字と定めている。

 顧客がこれらの運輸業者のサービスをより好むのはなぜか。某日系企業で秘書を努めるサシカーンさんは「CATと比べ郵送が早くて便利。また世界中にネットワークを持っているので、郵便物の管理がしっかりしています。ですからビジネス関連の郵便物でも安心して郵送できる」と話した。

 プティポング氏はこれに対し、「国内の郵便サービスに重点を置いた改善策で対応していきたい」と述べる。CATの郵便局では最近「ワン・ストップ・サービス」というサービスを開始、これまで別々になっていた郵便物取り扱いカウンター、封筒・切手販売カウンターなどを一つにまとめ、顧客がいちいちカウンターを移動せずに敏速なサービスを受けられるよう改善した。

 CATは、運輸通信省下の郵便・電気通信総局(PTD)の事業を分割して設立された国営事業体で、郵便の他に国際電話、電報、テレックス等の業務を担当している。郵便事業については、CATがCAT法に基づいて独占的に運営さしている。

 ところでCATはこの度、国際電話料金の引き下げを五月より実施する方針を表明した。日本を含む四十四カ国が対象になっており、日本への国際電話料金は午前七時から午後九時までが一分四十バーツから三十六バーツ、午後九時から午前零時までが一分三十二バーツから二十九バーツ、午前零時から午前五時までが一分二十八バーツから二十五バーツ、そして午前五時から午前七時までが一分三十二バーツから二十九バーツへ引き下げられる。



[BANGKOK SHUHO]