検事殺害未遂事件
怨恨説で調査混乱
チャルム新熱望党副党首 疑惑を否定
今年三月十四日リキット・ペットサワン検事が出勤途中、オートバイに乗った男にピストルで撃たれて重傷を負った。この事件については複数の怨恨説があり、警察もいまだ有力な手がかりを掴んでいないことから、解決には時間がかかるものと見られている。
警察は現在のところ、建設事業に絡んだ怨恨説を有力としている。リキット検事は、パトゥムタニ県のカンチャナピセーク・スポーツコンプレックスの建設を体育教育局から十六億バーツで請け負ったパシフィック・アソシエート・グループ社と、建設コンサルタント、プロパティ・プランニング・ディベロップメント社の間で起きた問題を取り扱っていたとされる。
しかしこの説については、体育教育局のスワン・クスチャリット副局長が「リキット検事はこの建設計画のアドバイザーを務めたことがなく、また自身を含め体育教育局には同検事を知る者が誰もいないため、事件と関連づけることは非常に無理がある」と述べている。
一方、リキット検事はソポン副下院議長の弟に当たり、複数の政治家に関わる様々な事件を扱っていたため、その関連で命を狙われたとも言われている。新聞各紙は先に、最大野党・新熱望党のチャルム・ユーバムルン副党首が陰で殺害を指図した疑いを報道した。但し紙上では、実名ではなく「トンブリの政治家」となっている。
チャルム副党首は、二人の息子の懲役忌避問題を扱ったリキット検事に恨みを抱いていたとされているが、「私なら人を雇ったりせず自分で殺す。もし私が犯人という十分な証拠があったら、警察がとっくに逮捕しているはず」と無実を主張。同副党首は、次期総選挙に二人の息子を党公認候補として送り込む意向だが、二人の息子の評判があまりに悪いため、党内には強い反対意見がある。同副党首は一連の新聞報道を「自分の人気を落とそうとする悪質な戦略」と非難している。
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