総 合

カンボジア 観光客が倍増

アンコール遺跡への直行便、相次ぎ就航


 カンボジアのフンセン首相が世界三大仏教遺跡のひとつに数えられるアンコール・ワットへの直行便乗り入れを認める「オープン・エアーズ」政策を昨年末より実施してから、同地を空路で訪れる観光客が数ヶ月余りで倍増するなど、予想以上の成果を収めている。

 アンコール遺跡はカンボジア北西部のシェムリアップ州に位置するが、これまで同州への航空便乗り入れはロイヤル・エアー・カンボッジとバンコク・エアウェイズの二社により事実上独占、プノンペンからの移動には高速ボートによる水路が一部利用されているが、陸路での移動はほぼ不可能なため、いずれかの航空会社を利用する必要があった。

 しかし、同政策の施行後、同州への直行便が相次いで就航されたこととカンボジアの政情安定化が相俟って、一日の空港利用客数は四百人から八百人に倍増、同遺跡への世界的な関心の高さから、近日中にも千人突破が確実視されている。

 一方、首都プノンペンでは、今まで首都を経由してアンコール遺跡に旅立っていた観光客層が大幅に減少したため、ホテル業や民芸品店などの観光業社からは「商売あがったり」と不平不満の声もあがっている。


[BANGKOK SHUHO]