ソンクラン休暇 交通事故による死者204人
「氷・パウダー使用禁止」の警告無視
内務省が十八日発表したところによれば、ソンクラン休暇に当たる今月十二日から十七日の間、全国で交通事故により二百四人が死亡、千五百九十九人が負傷した。一方、運輸通信省道路交通管理委員会では十七日早朝までの異なった統計を発表しており、それによれば事故件数は千二十四件、死者百六十四人、負傷者千四百九十二人となっている。同委員会によれば、事故は東北部に多く、特に都市部から東北部へ向かう玄関口ナコンラチャシマ県では、群を抜いて多い百六十一件の事故が発生した。そのほかで事故が多かった県としては、それぞれ五十件前後の事故が起きた中部サラブリ県、バンコク都、ナコンパトム県、東北部ウボンラチャタニ県が挙げられている。
チュアン・リークパイ首相はソンクラン休暇に先立ち、死因の中で交通事故が心臓病に次いで二番目に多いことや、事故を起こしたドライバーの六〇%から飲酒が確認されていることを指摘して国民に交通規則を順守するよう呼びかけるとともに、警察庁に交通の厳重な監視を要請。しかし今年のソンクランは、外国人観光客を巻き添えにした大きな事故も発生している。
十二日昼頃ラチャブリ県では、フランス人観光客三十八人を乗せたバスが道路脇の溝に落ちて大破、六人が死亡、二十人以上が負傷し、うち二人が重態となっている。一向は社員旅行で今月五日からタイを訪れており、この日リゾート地チャアムに向かった後、十四日には帰国する予定だった。事故の原因は雨天の中、バスの前方にトラックが強引に割り込んだためと、スピードの出しすぎと見られているが、運転手は事故直後に現場から逃走している。帰省のピークだったこの日は、ほかにもナコンラチャシマ県で起きた長距離バスの事故で二人が死亡、また都心に戻る車が多かった十七日には二件のバス事故で計六人が死亡している。
警察では飲酒運転取り締まりなど交通の監視を強化すると同時に、今年から空き巣対策として留守宅巡回サービスも開始した。しかし広報不足だったこともあり、利用の申し込みは首都圏警察で約二十件にすぎなかった。
バンコクでは雨天続きのソンクランだったが、雨が上がると至る所で水が掛け合われた。例年外国人旅行者を交えた激しい水の掛け合いが行われる都内カオサン通りには、警察官と区役所のボランティア職員が派遣され、事故が起きないよう監視が行なわれた。警察庁では今月に入ってから、タイの伝統に則って真水以外は人に掛けないようテレビなどを通じて国民に呼びかけてきたが、カオサン通りでは様々な色のパウダーや氷を入れた水が警察官にも投げられていた。
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